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アジとメバル、プランクトンパターンにはテンションフォールが効くのです

アジとメバル、プランクトンパターンにはテンションフォールが効くのです [釣り:メバル、アジ、カサゴ:基本と攻略法]

理由は捕食している餌にあるって天邪鬼的考察なのですっ(笑)

smIMGL4094_TP_V.jpg



今回は前記事の補足記事で・・・『何故、アジは下向きにうつむいている傾向が強いのか』

って理由を偏見と私見満載で考察しちゃうぞって事(笑)

これって最初は前記事に追記してたんだけど・・・

例によって長文になっちゃったので新記事にって流れなので・・・

前置きを省いていきなり本文に行っちゃっうぞって事!!

それであくまでも私見だけど、『アジの下向き傾向』には二つの理由があると思ってて、それがこちら!!

・シャクレていない下あご形状

・捕食している餌の種類と状態

これらが複合して『下向きのうつむき傾向』が現れていると思うのです!!

 


フォールでしか喰いついてこないのがすっごく不思議なのです!!

それでアジって居着きのキアジだろうが、回遊性のマアジだろうが基本は青物なので、カサゴのように一か所にじっととどまらずに・・・

活性具合によって移動距離に大小あるけど、ぐるぐる泳ぎ回っている事が多いのが特徴で・・・

その姿勢は泳ぎやすい水平になっているはずだよね??

なので論理的に考えれば、アジが回遊している時の捕食姿勢はもちろん水平であるはずで・・・

目の前に餌があればそのまま喰うだろうし、餌のレンジに合わせて上下左右、あらゆる角度からアタックするはず・・・ってか、してるはずだよね??

この事実はサビキ釣りをしてる際に回遊してきたアジの群れにあたった際に確認できる現象で・・・

コマセアミを海中に投入すると上下左右から狂ったように群がって喰いまくるのが現認できるので・・・

『アジは餌に対して方向を問わず、上下左右からバイト』するはずだけど・・・

前述したようにアジングの場合、『アジのバイトはフォールで出る』ケースがほとんど・・・

ってか、JHをしゃくり上げてるアクション時には全くバイトが出ずに・・・

JHが落下してるフォール時にしか喰いついてこないっ!!

これってアジの身になって考えれば、ワームを餌だと認識しているからこそ喰ってきたと推察できるわけで・・・

ならばシャクリ時にもバイトしてきても良いはずなのに、ふわぁーっと落ちてるフォール時にしかバイトしてこないってのが理解できなかったのです!!

そう考えると・・・ねっ、みんなも不思議に思うでしょ??






アジの下あごはシャクレていないのです(笑)

えっへん・・・実はこの理由ってアジの形に大きなヒントが隠されていたのです!!

メジャーな他魚種で説明すると・・・

根周りの中層付近でホバリングするのが大好きな白メバルと赤メバルなどは上向きの受け口を持っていても・・・

ぱっかぁーんめばる.JPG

斜め上、20度~45度程度の角度の『上向きでホバリングしながら餌を待ち構えている』事が多いし・・・

海底の根周りに隠れているカサゴや・・・

ぱっかぁーんカサゴ.JPG

仲間であるクロソイなどは、上部を広く視認できそうな眼球の形状と大きな受け口からも分かるように・・・

水平に誘うよりは、小さいシャクリのち長めのテンションフォールで喰いついてくるケースが多いので・・・

『上から落ちてくる餌を受け止められる唇形状』であり、特徴を生かして捕食してるってわかるのです!!

また海底の砂地に体を全部隠して『上から落ちてくる餌を巨大な受け口で捕食できる』マゴチや・・・

58cmマゴチドアップ.JPG

シーバスなども・・・

ぱっかぁーんシーバス.JPG

みんな、いかりや長介さん的に巨大なシャクレた下あごを持っていて・・・

体が水平方向であっても落下してきた餌を受け止めることができるのが大きな特徴っ!!

一方、アジの下あごは他魚種とは違って発達しておらず、口も小さめだし・・・

20cmあじちゃん.JPG

maaji00.jpg
*きれいな写真が無いのでこの写真だけ引用、出展元は・・・ボウズこんにゃくさん(笑)

釣れたアジの唇を優しく伸ばしてみると楽器のラッパのように・・・

唇に繋がった薄い膜が前方に向かって小さく広がったロート状になるのは知ってると思うけど、これって・・・

『水平に吸い込むのは得意だが、落下してくる餌を受け止められるベストな形状では無い』ってな事実に気が付くと思うのです!!

なので、論理的に考えれば・・・

『落ちてくる餌を上を向いて小さなロートで吸い込む』よりは・・・

『目の前を落下、通過した餌を追いかけながら吸い込む』方が・・・

より確実に捕食できる確率が高くなるので・・・

『フォール時に喰いつく方が捕食率が高い』に繋がって・・・

『下向きにうつむいている傾向が強くなる』って事になるのだと思うのです!!





うつむいていれば、ちゅるんと餌を食べられるのです(笑)

でも上記理屈だけでは『アジが10度~20度の下向きでいる傾向が高い』って理由を完全には説明できていない!!

前述したようにアジの活性が高ければ、唇の形状がどうであれ・・・

上下左右どこの方角からも積極的にワームにアタックしてくるはず!!

でも現実にはふわふわテンションフォールにしか反応しない(泣)

実はこの問題に対する答えが前記事にて書いた・・・

『海中に漂うアミやプランクトンを捕食する傾向が強くなっている』事により『居食いが多く』なってるって下りだったのです!!

実は瀬戸内海や大阪湾近郊では東京近郊におけるアジングほど厳しくはないので当てはまらないんだけど・・・

近年の関東近郊のポイントではアミやプランクトンを捕食し、ほぼ小魚を食べていないって傾向がある!!

なので釣れたアジがたまに吐き出す胃の内容物は・・・

主に桜色のコマセアミが多く、他にはキモすぎるドロドロの透明っぽい緑色や茶色のヘドロのような有機物だったりなので・・・

昔のようにシラスや小魚の姿をほとんど確認できなくなってるってのがあるのです!!

ではここからはそういったコマセアミや有機プランクトンを食べるアジが多いと仮定して、その捕食方法を推察してみる事にしましょ!!

そんなコマセアミは当然、生きたアミではないので泳がない!!

これって釣り人が海中に投入したら、潮の流れに乗ってゆっくりと沈下していくだけだよね??

そんなコマセアミを受け口では無いアジが見つけたら・・・

活性が高い状況であれば見境なくアミに襲い掛かるだろうけど・・・

活性が低い、もしくは餌を横取りされる可能性が低い少数の群れの場合は・・・

些細な波動で散ってしまう餌を散らさないようにコマセアミがゆっくりと沈下する速度に合わせて・・・

そっと追いかけて行って静かにちゅるんって吸い込むんじゃないのかな??

では有機プランクトンを捕食してる場合はどうだろ??

これもある程度の塊となってゆっくりと海中を漂ってるはずで・・・

海水よりも比重が高いので徐々に沈下しながら、潮にのって移動してるはず!!

そんな有機プランクトンを偏食してる活性の低いアジが、その塊を見つけたら??

そうなんです・・・

コマセアミと同じように追いかけながら『ちゅるん』って吸い込むはずだって事がわかってくるのです!!

そんな近年、アジが好むコマセアミと有機プランクトンって最終的には自重により海底に着底するはずで・・・

海底にたまった餌をまるで蕎麦を啜るようにアジが下向きになりながら『ちゅるん』と捕食する行為が常態化しており、居酒屋に設置された水槽にいる活アジたちも・・・

例え、数日で個体が全て入れ替わったとしても年間通じて同じ傾向が見られることから・・・・・・

『常時10度~20度ほど下向きにうつむく方が捕食できる可能性が高い』

と、捕獲される以前から既に体験し、学習していたのだと推察できるのです!!





結論:プランクトンが好きだから下向きに漂っているのです(アジさん談・・・笑)

でもいくら『アジは下向きが捕食しやすいと学習している』としても、これだけでは前述の・・・

『餌のレンジに合わせて上下左右、あらゆる角度からアタックするはず』・・・

との疑問に対して完全に答えきれてない(泣)

では何故、『アジはワームのシャクリ上げ時にはアタックしてこない』のか??

このコマセアミを投入した場合の『上下左右からのアタック』には重大な要件定義が抜けていて・・・

それが『海中のコマセアミは自重により自然な姿勢で落下している』って事なのです!!

そうなんです・・・

いくら『アジが上下左右からアタック』しているとしても・・・

『コマセアミは自重によりナチュラルな状態で落下している』ので・・・

アジに違和感を与えず、コマセアミに群がって狂喜乱舞して喰い漁るって事なのです!!

これをワームに置き換えてみると・・・

『シャクる=人為的』に見えるので『ワームのアピールには最適』だが・・・

『自然落下すべきコマセアミや有機プランクトンが、いきなり海面に向かって跳ね上がるわけが無い』

との学習経験による違和感により喰いに来ず・・・

『シャクリ後のテンションフォール=自然な落下』へと、ワームの姿勢が変化したことで・・・

『3秒で重大事以外の物事を忘れてしまう鳥頭的なアジ』の違和感が解消されて喰いに来るのではないかと推察できるのです!!

これって『サビキ釣り』であっても・・・

『ロッドをシャクリ+シェイクしてコマセアミを出してる』時は全く喰わないし・・・

『ロッドをホールドしてから3秒ほど待たないと喰ってこない』ってのと同じに見えるので・・・

もしかしてアジだけではなく、全ての魚って鳥頭的に3秒で物事を忘れてしまうのかなって感じてたりして??

でも中には活性が高い個体もいるので『3秒も待つ事無く、釣れる事もある』ので、あくまでも傾向としてってな感じだぞっ!!

そんな感じで結論として・・・

『年間通じて東京近郊のアジは、プランクトンパターンが主流』と、なりつつあり・・・

海中に漂ってたり海底に着底しているコマセアミや有機プランクトンを捕食しているので・・・

『捕食時に有利でアジの体に無理がない、10度~20度ほどの下向き姿勢で漂っている』・・・

と、結論付けられると思うのです!!

なのでアジングを行う場合・・・いや、湾奥メバリングであっても最も重要なのは・・・

『ワームをいかに自然な姿勢で落下(沈下)させるか』・・・

に掛かっており、それは海中にいるアジの姿勢・・・

『回遊時の水平遊泳姿勢だろうが、ホバリング時の10度~20度の下向き姿勢であろうが変わらない』

って事だと思うのですっ!!

えへへ・・・こんな感じで・・・うまく説明できたかな??





スッゴク詳しく説明してくれてる参考動画があったじゃん(泣)

こんな感じだけど、やっぱり言葉で説明するのは限界があるので・・・

ネットにこのパターンを紹介してる動画ってないかなって探してたら・・・

あるじゃん・・・しかもサーティフォー代表の家邉克己さんの動画が(笑)

あはは・・・ここまで苦労して説明してきたのが一瞬で無駄になったこの気持ち・・・

ホント・・・ガクってきちゃったけど・・・ま・・・いっかぁーってな感じで・・・

冒頭と下記に動画を添付しちゃうのです(泣)




34 ゼログラヘッド ・0.7g

34 ゼログラヘッド ・0.7g

  • 出版社/メーカー: サーティーフォー34
  • メディア: その他


34 ストリームヘッド

34 ストリームヘッド

  • 出版社/メーカー: 34
  • メディア: その他

それで前にも書いたけど・・・

この傾向って東京近郊のアジのみならず、湾奥のメバルにも当てはまるので・・・

アクションさせない・・・テンションフォールで・・・

ラインを張りながら一定のレンジをゆっくり引いてくる手法が最も釣れるって事なのです!!




【メバル、アジ、カサゴ:基本と攻略法】

アジング:もしかしたら大阪湾って東京湾よりも難しいかもね??

東京近郊向け、ふわふわアジングの考察

アジとメバル、プランクトンパターンにはテンションフォールが効くのです

アジングを始めてみよう 基本的なポイントとコツ

セイゴゲームで爆釣だぁーっ

ベストなアジングロッドの握り方って、なぁに??

黒メバルと白メバルの釣り方

メバリング経験者向け、ステップアップに必要なセッティングと攻略法

アジやシーバスをゲットするための参考動画集!!

メバル攻略法 真冬の東京湾で爆釣する方法

2017年5月のカサゴちゃん釣行記

ライトゲームにリーダーは必要なの??

ライトゲームに関する疑問にお答えしちゃうぞ!!

遠浅ポイント、おススメのメバル攻略法だけど、相変わらずのフワフワ編

アジングロッドでシーバスを釣る方法

メバリングとアジング ルアー釣りの基本編




今回はこんな感じでおしまい!!

実はここまでテクニックを開示して良かったのかな?って、ちょいと悩んでて・・・

『お金をもらえるプロでもないのに、手の内を晒しすぎだ』・・・

ってな感じで前に餌釣りの先輩方にちょいと叱られたこともあったりして??

でもね・・・自分が経験で知り得た事をどんどん開示していけば、釣り業界の発展に繋がるし・・・

やっぱり楽しいことって、大勢でマナーを守りながら和気あいあい・・・

みんなで一緒に楽しんでいきたぁーい・・・って、強く思ってるので・・・

ま・・・いっかぁーっ!!

ってな感じなのです(笑)

そんな感じで・・・みなさん・・・ごきげんよぉーって事なのです!!





Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁーっ!!

 

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