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魚に優しいフィッシュホルダーのおススメ!!

魚に優しいフィッシュホルダーのおススメ!! [釣り:結び方と必須の装備]

魚を掴むのに最適なツールってどっち??


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今回も引き続き釣りネタで・・・ランディング時に超便利なツールのご紹介!!

このランディングとは、針に掛かった魚を”陸に上げる”って意味で、針を外す+体長を計測する+写真撮影を行う、などの為に釣り上げた魚を一旦、海中から陸上へと”水揚げ”する行為を指すんだけど・・・

残念なことにランディングに関して誤った認識を持ってる方が多すぎる!!

折角、キャッチした魚を生きたままリリースしてるのに、ランディング時の誤った行為が元で元気だった魚をむざむざ殺しちゃってるのが問題だと思うんだよね(泣)

なのでこれを機会に認識を改めてもらって・・・

命あるお魚ちゃんを元気なまま、海に戻してあげてほしいと願うのです!!


 
お魚さんに優しい釣り人度チェック!!

ここで唐突だけど、みなさんは”ランディング”に関して、誤った認識を持っていないかのチェックを行っちゃいましょ!!


【お魚さんに優しい釣り人度チェック】

1、魚がフックにかかったまま、ロッドの反発力を利用して抜き上げる

2、手で魚体をつかむ

3、1分以上、写真撮影に時間をかける

4、玉網(タモ)を使用しない

5、魚をコンクリートの上に置く

6、魚をべたべた触る

7、フィッシュグリップを使用している


みんな、何個のYESがあったかな??

実は正直に言っちゃうと上記設問って超意地悪なひっかけ問題!!

だって普通の感性を持ってる方なら、1番から6番までは絶対にしない、釣り上げた魚を殺しちゃう行為だってみんなわかってるもんね!!

なので一番多いのは1~2個かなぁ~って思うんだけど、実は・・・

1個でもYESがあったらあなたの認識は間違ってるぞ!!

わざわざ意地悪問題を提示した理由・・・

実はみんなに知ってほしかった本当の問題行為とは7番だって事!!

これらがなぜ問題なのか・・・それをこれから考察しちゃうぞ!!



湾奥で一番人気、フィッシュグリップ2モデルの説明!!

まずはフィッシュグリップとはって事から始めるぞ!!

フィッシュグリップとはこんなモノなのです!!




ドレス(DRESS) GRASPER HEAVY(グラスパーヘビー) LD-GR-1023 DRESSレッド

ドレス(DRESS) GRASPER HEAVY(グラスパーヘビー) LD-GR-1023 DRESSレッド

  • 出版社/メーカー: ドレス(DRESS)
  • メディア: スポーツ用品

スタジオオーシャンマーク OCEAN GRIP(オーシャングリップ) OG2510

スタジオオーシャンマーク OCEAN GRIP(オーシャングリップ) OG2510

  • 出版社/メーカー: スタジオオーシャンマーク
  • メディア: その他

このフィッシュグリップは動画の通り、ツール中ほどにあるトリガー(引き金)を引いて先端のクリップ部分を開いて魚(主にシーバス)の下あごを掴んで持ち上げる事を目的としてる!!

すっごく格好良くて男性には特に所有欲をビンビン刺激させるツールだよね??

なので東京湾の釣り場ではほぼ9割の方がこうしたフィッシュグリップを使用してるほどの超人気ツールなのです!!

特に上記2モデルは釣り人たちの間では持ってるだけで羨望のまなざしで見られるほどの逸品!!

なので食べる目的で釣りをされる方にとってこの2モデルほど安全で魚をグリップしやすく、耐久性があって、機能的でホールド感を備えたフィッシュグリップは存在していないのが現状!!

まあ、3万円以上するのでそこまでの品質を備えていないと逆に困っちゃうけどね(笑)

でもこうしたフィッシュグリップ・・・魚を持ち帰る方が使用する分には非常に良いんだけど、一般的な湾奥がメインの方が使用してしまうと重大な問題が起こるのです!!

では、その問題とは何かをこれから考えていきましょう!!



フィッシュグリップは釣れた魚を持ち帰る人専用のツールだった!!

ここで誤解しないでほしいのはフィッシュグリップ自体の機能や仕様に問題があるわけじゃない!!

釣った魚を持ち帰る方にとってはこれほど機能的で安全なツールは存在してないのは前述した通り!!

では何が問題なのか・・・それは湾奥では一般的な”キャッチ&リリース”を心掛けている方が使用すると問題だと言う事なのです!!

ほら東京湾、特に湾奥って海水が異常に汚いでしょ??

放射能ヘドロ、水銀や化学物質、顔を浸ける事が禁止されてるほどの大量の大腸菌などの汚染物質の問題がある非常に怖い海域!!

そんな湾奥で釣りをすると、一回だけ使用したタモ(玉網)でも吐き気を催すほどの異臭を放つくらいものすごく汚い!!

そんな汚染された魚なんて誰も食べたがらないので、湾奥ではキャッチ&リリースが一般的・・・って、言っても食べてる人が結構多いのが現実(泣)

特に多いのが若い家族連れで幼い子供達にその場でBBQコンロで焼いて食べさせてたり??

その行為は全く理解できないんだけど、百歩譲ってシーバスは仕方ないとしても、ボラまで焼いて食べちゃうのはどうなの?ってこと!!

正直、幼い子供にはヤバ過ぎるでしょって思うんだけど・・・”クサイ、クサイ”と言いながら食べてるのを横目で見ながら何も言えなかったり??

そんな湾奥でも釣れた魚を持ち帰る人って何十年も東京湾の魚を食べ続けてきた少数の常連さんたちの他には・・・

十人程度のグループで釣り場に押しかけてくる中国の方が圧倒的に多くて、ポイントにいるあらゆる魚を大小かかわらずに根こそぎがっぽりと!!

そんな中国の方たちって”自分で食べずに店で出すので問題ない”って、笑顔で答える方が多いんだけど・・・その方がやばくね??的に思ってたり(泣)

そんな愚痴はともかく、東京湾で長く釣りをしてる方なら釣った魚は持ち帰らずに生きたまま海に帰してあげるのが魚の命を救うのみならず、家族と自分の健康を守るうえでも常識なのです!!

それで、そもそもリリースって生きたまま、海に帰してあげるのが前提でしょ??

その場合、魚にはなるべく傷をつけないで帰してあげるべきなんだけど・・・

実はフィッシュグリップで魚を持ち上げるとほぼ9割の確率で魚体を傷つけてしまうのが問題なんです!!



魚の下アゴに穴が開いちゃうと餓死しちゃうんじゃないの??

フィッシュグリップとは先端のクリップで魚の下あごを挟んで持ち上げるためのツールである事は説明した通り!!

問題は魚の下あごを挟んで持ち上げるって行為なのです!!

ホールドするのはあくまでも固い骨がある唇直下なんだけど、ほとんどの魚は唇下のあご部分の皮が非常に薄い!!

これって裏側が透けて見えるくらいの薄皮なので、優しく下あごの骨をクリップしても魚が少しでも暴れるとブスっとクリップが貫通して皮が破れてしまうのです!!

これの何が問題かというと・・・

シーバスなどの吸い込み系の魚は、口を大きく開けて口内に負圧を生じさせて海水を勢いよく魚と共に吸い込む、って事に関連してて・・・

大きく口を開けて小魚を吸い込もうとしても、下顎の皮が破れていたら口内の負圧が漏れて捕食できない!!

って事に繋がって餌を食べる事が出来ずに餓死してしまうのです!!

実はこの問題って幾年にもわたって業界では議論されてきた話題で、今でも大半の方は下あごの皮が破れても餓死しないって信じてる!!

まあ、反対派の私だって実際に皮が破れたシーバスを飼って検証したわけではないので、どっちが本当かなんて言えないけど・・・

論理的に考えれば穴が開いた風船に息を吹き込んでも膨らまないのと同じなんじゃないの??

って思うんだよね!!

なので釣れた魚の生存率を高めるためにはフィッシュグリップは使用してはいけないって思うのです!!



魚を傷つけない”ホルダータイプ”がベストだぞ!!

なのでキャッチ&リリース前提の方は”フィッシュグリップ”を使用しては絶対にダメ!!

でもそうなると釣り上げた魚をどうやってホールドすれば良いのかって問題が残っちゃう!!

釣り上げた魚を安全に確実に持ち上げるのはフィッシュグリップの使用がベストなのは間違いない!!

ではそのデメリットである下あごの薄皮を破ってしまうクリップ部分を幅の広いものにすれば破れないんじゃないの??

そう考えて色々と検証した結果、さすが天下のダイワさん!!

3万円以上するグリップタイプに比べて・・・なんと2千円以下で買える、使いやすくて魚を傷つけないツールがあるのです!!

それがダイワのフィッシュホルダーV200!!


【ダイワ フィッシュホルダー V200】

ダイワ(Daiwa) フィッシュホルダーV 200

ダイワ(Daiwa) フィッシュホルダーV 200

  • 出版社/メーカー: ダイワ(Daiwa)
  • メディア: スポーツ用品

えへへ・・・このダイワのフィッシュホルダーって何度もこのブログで魚ちゃん写真の隅っこに写ってたりするので見た方も多いでしょ??

色々紆余曲折して探し回った結果、このV200を見つけたんだけど、実売で1,800円程度!!

なのに上は80㎝以上のシーバスちゃんから下は10㎝に満たないイワシやヒイカちゃんまで、最も魚を傷つけずにグリップできるので非常に重宝してるのです!!

因みに私が過去ゲットした最大のシーバスは実測86㎝でしかないのでそれ以上は未知数なんだけど・・・アカエイとツバクロエイの過去最大は100㎝超えなので100㎝近いシーバスでも多分、大丈夫だと思うぞ(笑)

なのでみんなも疑問に思ったと思うけど、私が永年初級者と自称しているのは100㎝はおろか、90㎝を超えたシーバスをゲットできていないのが原因だったりして(笑)

あっ、それで一応、今年の最大は76cm・・・これって現地で測った時は78cmだと思ったんだけど・・・自宅で写真を再確認したら76cmしかなかった・・・この顛末は シーバス攻略法 夏の爆釣シーズン番外編 に詳しく書いてるぞ・・・って、宣伝っぽいよねっ(笑)

話は戻って使い方なんだけど、それって上記フィッシュグリップと全く同じで、魚の下あごを先端で掴んで優しくぶら下げるだけ!!

これで掴めば幅広くて適度に柔らかいプラスティックのお陰で魚が暴れても、ほぼ薄皮を破ることなくリリースすることができるのです!!

なのでシーバスだろうが、クロダイやキビレだろうが、メバルやカサゴだろうが、サビキ釣りやエサ釣りだろうが、すべての釣りに使用できる優れモノ!!

ね、すごいでしょ??

それで小さい魚の場合はヒレのあたりをハサミ状の中ほどで挟むんだけど、適度な高さのギザギザがしっかりと魚体をつかむので落としちゃう心配もほとんどないのが素晴らしい!!

しかも海に落としても浮いてくれるので・・・無くす確率が非常に低いのもすごいぞ!!


【ラパラ プロフェッショナルフィッシュホルダー RFH-L】

Rapala(ラパラ) プロフェッショナルフィッシュホルダー RFH-L

Rapala(ラパラ) プロフェッショナルフィッシュホルダー RFH-L

  • 出版社/メーカー: Rapala(ラパラ)
  • メディア: スポーツ用品

そして次点は同じくホルダータイプのラパラ プロフェッショナルフィッシュホルダー!!

こちらもダイワ V200と同じく1,400円から2,000円程度で買えるのに掴みやすく、ホールドしやすいので正直、どちらでも満足感は変わらない!!

それでダイワ V200は全体的に白いので暗闇の中でも見つけやすいんだけど・・・ラパラよりもちょいと安っぽく見えちゃうんだよね(笑)

なので見栄えを気にするならラパラ、見やすさを優先するならダイワって選んだら良いと思うよ!!



”ホルダー”タイプのデメリット!!

それでこのホルダータイプには問題があって・・・

フィッシュグリップタイプは一旦クリップすれば握る力はいらないんだけど、ホルダータイプの場合はハサミ状になってるのでずっと力を込めて握っていなければならないって事!!

実は私って60㎏程度の握力があるんだけど、それでも60㎝以上になるとホルダー単体でグリップするのが非常に厳しい!!

なので握力がない男性や女性には正直、厳しいかも??

でもね、このホルダーを使用する時って実は数秒だけ!!

実は釣れた魚は網に入れたまま、草地まで運んでごろんと網から出して寝転がせてからルアーをプライヤー(ラジオペンチ的なモノ)で外してて・・・

ホルダーを使用するのは写真撮影の後、寝転がったままの魚を再度、網に入れるときだけ!!

この網に入れるって行為は 安くて使いやすいタモのオススメ でも書いたように、お魚ちゃんに元気なまま海に帰ってもらう為に、網に入れたまま海水につけて自力で泳ぎだすまで待ってあげる為にしてる!!

それでネットや雑誌などではフィッシュグリップでクリップしたままの写真が多いし、リリース時もそのまま反動をつけて海に投げ捨てる人が非常に多いんだけど・・・

そうすると薄皮は確実に破れるし、魚体は傷つくし、魚の顎が外れてしまう可能性も非常に高いので注意してね!!

それでハンドランディングも問題があって・・・

てこの原理で全体重が顎にかかるので大物であるほど顎が外れちゃったり、顎の骨が割れたりする危険性があるのです!!

そんな顎が外れたり、骨折してしまった魚って確実に死んじゃうので絶対にやめてね!!

なので私がやってるように網に入れてリリースすれば、握力が少なくたって全く問題ないので、是非皆さんにはこのホルダーと共に網を一緒にもっていって活用してもらいたいって思うのです!!



【結び方と必須の装備】


LED Lenser H8R 夜釣りに最適なヘッドライト


3.5ノット 全ての釣りに応用できる超簡単な結び方


安くて使いやすいタモ(玉網)のオススメ!!


夜釣りに最適なヘッドライトのおススメ!!


魚に優しいフィッシュホルダーのおススメ!!




今回はこれでおしまい!!

あはは・・・フィッシュホルダーだけでこの長文・・・客観的にみるとおかしすぎるよね??

こりゃ、フィッシュグリップの問題よりも、私の文章力と構成能力の方がはるかに大きな問題だったりして(笑)

ホント・・・困ったもんだって事で・・・次回までばいび~!!






Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁ~!!


 
タグ:釣り道具
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コメント 4

SORI

むうぴょんこさん おようございます。
長く釣りをしていなかったために、フィッシュグリップなるものが存在すること自体知りませんでした。どんな世界もマナーは大切ですね。吊りのマナーも少しでも多くの人か知ってくれたらすばらしいと思います。優しくリリースする気持ちさえあれば、魚さんに対する扱いも、優しくしくなるような気がします。
by SORI (2016-11-04 10:55) 

むうぴょんこ

SORIさん、そうなんです!!
どんな世界でもマナーは必須!!
やっぱりね、どんな趣味、仕事であっても、一歩身を引くって姿勢が大切だと思うのです!!
って・・・自分ができてないのに・・・反省っ(笑)


by むうぴょんこ (2016-11-04 17:10) 

ma2ma2

釣りは20年くらいやっていないです!
最後に沖縄の海で船酔いしたのが思い出です(笑)
by ma2ma2 (2016-11-04 18:46) 

むうぴょんこ

あはは…私も船だけは無理(笑)
一緒だねぇ~‼

by むうぴょんこ (2016-11-05 00:21) 

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