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Bigoliさんの認知度向上に向けての提案

Bigoliさんの認知度向上に向けての提案 [企業:過去業務経験と考察]

あくまでも天邪鬼的考察と提案なので気に障ったら削除しますってなふわふわ記事(笑)

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今回は前記事で紹介した『イオンスタイル品川シーサイド』のフードコート内に出店されてる・・・

イタリアン生パスタ専門店の『Bigoliさんの天邪鬼的考察と提案』

なので、かなりお堅い内容だし・・・

そもそも、こんな部外者のど素人が提案なんかして失礼ではないのかって話なんだけど・・・

好きな企業にはより良くなって欲しいってな応援を兼ねたエール替わりだったりするのです!!

また前記事のコメント欄において、『認知度向上に向けて提案記事を書きたい』と、Bigoliオーナー様に申し出たところ・・・

『認知度アップの解決の糸口!!気になります。全スタッフが気にしております!面白いことが大好きなので、すぐに知りたい』

との温かいご回答があった事で、この記事を書いたというわけなのです!!

でもそれはBigoliさんという相手がいる事・・・

もし気に障ったらお申し出くだされば、本記事を即時、削除いたしますのでご遠慮なくって事!!

それでこれってテーマと内容はともあれ趣味であり、業務ではないので・・・

従来の馴れ馴れしい文章なのも・・・ご容赦くださいねって事(笑)

では僭越ながら・・・行っちゃうぞ!!

 


偉そうに言ってる私って何モノ??

そんな感じなんだけど、そもそも事情を知らないみんなは・・・

『何故、そんな出しゃばった記事を書くのか』ってな疑問が湧いてると思う!!

実はこれには理由があって、Bigoliさんを利用した際に手渡されたメニューの裏側に・・・

『認知度が低くて苦労しています。SNSなどで紹介して私たちの認知度向上を助けてください。』

との文言があったのです!!

でも誤解しないで欲しいのは前記事はそれを受けて行ったわけではなく・・・

ホントにパスタが絶品で美味しかったので、みんなに紹介したくて記事にしたって事!!

そんな感じで私たち二人のブログって2015年8月に始めてから現在、307万ほどのアクセス数を戴いてて・・・

前記事の『Bigoli』さんを紹介した記事も24時間で243アクセスをもらってるけど・・・

でもやっぱり不人気ブログである事は間違いない・・・ってか・・・

私が暴走しまくって天邪鬼なテーマばかり書いてるからだよねって事(笑)

そんな感じでBigoliさんの認知度アップに貢献させてもらいたいんだけど・・・

私たちのブログでは役不足だし、Bigoliさん自身も気が付いていない問題があるかもしれないので、それを書いちゃおって事なのです!!

でもやっぱり『お前って何様のつもりだよ』って、言われちゃうかもしれないので、私=むうの経歴を簡単に開示しちゃうと・・・

某ホテルのロビーアテンダント(契)、某芸能人マネージャー(正)、某メーカーの拡販営業(契)、某コンビニのスーパーバイザー(正)、某自動車部品メーカーの海外営業(正)、某欧州系個人商社の外部顧問(契)、某製薬会社IT部門スタッフ兼秘書(派)、某クレジット会社拡販スタッフ(派)などの派遣ばかり続いてからの・・・

現在はしがない友人の某塾で転職活動しながら英会話講師のバイトの身分・・・って、某ばかりじゃん(笑)

それで本記事のテーマとは全く関係ないけど、こんな傷だらけの経歴で最も深く後悔してるのは・・・

骨を埋めるはずだった海外営業時に亡母の看病を理由にインド駐在を断らなければ、こんなにも落ちぶれなかったのにって事(泣)

でもさ、重度の認知症を患ってた亡母をインドに連れていくことはできなかったし・・・

そもそも病院が整っていないインドに連れて行くのは無理だし・・・

日本に残していくこともできなかったのでどうしようもなかったよねって事(泣)

これって昔からTwitterをフォローしてくれてるみんなが既に知ってる事なので・・・

恥ずかしながら開示したんだけど、改めて見るとなんだかスッゴク寂しくなっちゃったかも(泣)

現在はこんな感じで落ちぶれてるけど・・・でも言いたいのはある程度の経験があるって事!!

でもさ、やっぱり経歴を開示しないとこれから展開する提案に対して説得力がなくなっちゃうでしょ??

なので大恥をさらしながら、みんなが理解してくれたら嬉しいなって事!!

そんな感じで次章からは愚痴を一切排除してストレートな提言に行っちゃうので・・・

興味がない方はスルーしてくださいなって事なのです!!





Bigoliさんの認知度が上がらない理由とは??

まず『認知度が上がらない問題』に関して私なりに感じたことを箇条書きにしましょう。

【認知度向上を妨げている原因】

・提供する料理のターゲット層の問題

・パスタの改善と見栄え、価格の問題

・店構えとポップの問題

これらが複合して提供される料理の美味しさと店舗側の努力に対して利用客数が伸びず・・・

結果、認知度が向上せず売り上げが伸び悩むという問題が起こっていると推察できるのです。

ではこれらを問題点を個々に考察していくことにしましょう。





1、提供する料理のターゲット層の問題

この問題はそもそもBigoliさんの高級志向にあります。

そう聞くとお怒りになられるかもしれませんが・・・

イオン品川シーサイドを利用する客層を観察すれば、Bigoliさんのパスタを好む客層ではない事がわかるのです。

確かにイオン品川シーサイド(以下、イオン)が新規オープンした時点では日本人富裕層の利用が圧倒的に多かったのですが・・・

現在は周辺に乱立したマンションに移住してきた中国の方々に押されて客層が大きく変わっています。

そんな現在のイオンでの主な客層は『子供連れの若い日本人夫婦』と『二人だけの老夫婦』、そして『中国人家族』であり・・・

高級志向のBigoliさんの繊細な味付けと盛り付けを好む客層である・・・

『社会人で20代~40代前後の独身女性』からは大きく外れてしまっているのが問題なのです。

この『ターゲットは独身女性である』との理由ですが、以下のポイントから容易に推察できる事なのです。

それは・・・

・そもそもパスタは若い女性が好んで食す料理であり、男性のプライオリティは低い

・提供されるパスタの標準量が180gと小柄な女性には適合するが、男性には少なすぎる

・味付けが一般的な男性が好む、はっきりとした明確な味ではなく、女性向けに繊細である

・価格設定が中途半端なうえ、男性が満腹感を得ようとすると、追加で大盛りにせざるを得ず、売価に対して30%(200円)の上乗せが必要となり、同じフードコート内の他店舗と比較してかなりの割高感がある

・女性が好む、手書きのポップやディスプレイ、食器などでオシャレ感を演出しようとしている

これらポイントから、Bigoliさんは明確に『社会人で20代~40代前後の独身女性層』を、主客層と絞って運営されていると理解できるのです。

しかし出店してしまった以上、イオンを利用する客層の大半を占める『子供連れの若い日本人夫婦』と『二人だけの老夫婦』、そして『中国人家族』を満足させない限り、売り上げ向上は果たせません。

ですが、上記全ての客層を満足させることは不可能ですので、敢えてターゲットを絞り込む必要があります。

そこで最も重視すべき客層として・・・

『子供連れの若い日本人夫婦を狙うべき』であると提案いたします。

この理由としてパスタに抵抗がないのは若い女性であり・・・

老夫婦と中国の方々にはパスタは馴染まない傾向が強いことがあげられます。

ここで老夫婦は重く感じる洋食ではなく、なじみが深い和食を好む傾向があるのは理解できると思いますが・・・

何故、『若い日本人夫婦』よりも『多数派である中国の方々をターゲットとしないのか』と、疑問に思われることでしょう。

ではここで中国の方々にはパスタが受けない理由を説明いたしましょう。

実は上海や北京、香港などの大都市から来られた富裕層はパスタに対して、それほど抵抗感はありません。

更に長く日本に住んでいる方の場合は積極的に食す傾向があるのも事実です。

ですが、品川シーサイド付近は再開発による新興住宅地であることから・・・

日本に移住してきてからの日数が浅い方々が非常に多く・・・

まだ日本の一般的な食事に馴染んでいない事が問題なのです。

これは実際に海外赴任される方々はあくまでも現場スタッフであり、本当の富裕層ではないとの事実から導き出されるものです。

これは典型的な例ですが、大手外資系製薬会社に勤務していた頃の上司だった中国の友人は、実際に品川シーサイド付近のタワーマンションに会社経費で3年ほど住んでいましたが・・・

『パスタはミミズみたいなので嫌いだ』といって滞在期間中、一切、口にしようとはしませんでした。

他にも中国人の友人たちがそれなりにおりますが、彼らもまた『気持ち悪い』といってあまり食べたがりません。

また海外営業職にあった時も、来日された中国メーカーの接待を良く行っていたのですが・・・

やはりパスタは好まれず、口にしない方も多かったのでイタリアンを要望された場合はパスタ専門店ではなく、ピザ専門店を選ぶようにしていたほどです。

そうは言っても中国の方々はパスタよりもカレーが苦手な傾向が非常に強いのですが・・・

その理由は『排泄物っぽい色だから』とのことであり、これはパスタソースにも当てはまる重大事なのです!!

しかし中華料理にはいくらでも濃い茶色の料理があります。

ですが偏食する傾向が強い中国の方々は積極的に食べようとはしないので注意する必要があります。

話を戻しますが、Bigoliさんがターゲットとすべき・・・

『子供連れの若い日本人夫婦』の優位性についてお話ししましょう。

前述したように『若い日本人夫婦』は特に女性はパスタに抵抗感が無く、積極的に食す傾向があります。

ですが実際の売り上げでは『子供連れの若い日本人夫婦』の割合は少ないと思いますが如何でしょうか?

現実の比率など分かりませんし、開示していただく必要も無いので、あくまでもそうであると仮定して話を進めさせていただきますが・・・

ここで前述した内容と相反している事に気が付かれたでしょうか?

目標では『社会人で20代~40代前後の独身女性層』が主流客層なのに・・・

何故『子連れの若い日本人夫婦』の割合が少ないのか、です。

これは『実際にお金を支払う若い夫婦』のみに注視し・・・

『真の購買意欲者』を見落としている事が問題なのです。

では『真の購買意欲者』とはいったい誰なのか・・・

それは若い夫婦の間にできた『子供』なのです。

実は大手コンビニチェーンでスーパーバイザーをしていた時ですが、担当していたオーナー店で売り上げが伸び悩む事例が発生したことがあります。

そこは江戸川区の駅近で住宅街が周辺にありながら日販が40万円に届かず、低迷していたのです。

しかしそのCVSチェーンの平均値を10万円ほど下回っているだけなので、オーナー様は特に問題だと感じず、放置されていました。

そこでオーナー様に提案し、対策を打ったのが子供が好む駄菓子と遊戯王カードなどの流行りモノ、そして子供の舌に合わせて作られているお弁当とジュース類の拡充でした。

最初の一か月は廃棄率が増えましたが、二か月目を過ぎるころから徐々に若い女性が子供を連れて来店されるようになり、三か月目を超えるころにはお弁当の売り上げが大幅に増えて・・・

最終的にはCVSの平均日販を超えて、目標としていた平均日販50万円を安定して得られるようになったのです。

これで見えてきたと思いますが、若い夫婦は子供の要望=ニーズを優先します。

その為、若い夫婦の『真の購買意欲者は子供』であり、親は子供が望むモノを買い、望む望まないに関わらず、自分及び夫のモノを購入していく『正のスパイラル』が成立することになるのです。

これは『ニーズとシーズ』の正確な把握と共に、事前に念密に練られて精査されるべき『最重要の要件定義』なのです。

それが見えてくれば、次に成すべきことがわかりますので、次章でその説明に移りましょう。





2、パスタの改善と見栄え、価格の問題

前章の冒頭で問題は『Bigoliさんの高級志向にある』と定義づけました。

実はBigoliさんで提供されているパスタは繊細な味付けである為、子供には理解できない味付けになっているのが問題なのです。

ですので以前、フードコート利用時に実際に見かけたのですが、母親らしき女性が小学生の高学年っぽい女の子に御社のパスタを食べさせようと苦労している姿を見かけたことがあります。

子供は一口だけ食べましたが、その後は嫌がって食べようとしないので、業を煮やした父親が女の子と共にマクドナルドを買いに行ったのです。

そんな女の子が選んだのは大きなビックマックとポテトであり、満面の笑顔で食しましたが途中、母親がいくらパスタを勧めても口を付けなかったのです。

実はここにBigoliさんが見逃したポイントがあります。

子供ははっきりとした味付け、特に甘い味付けを好む傾向があり、繊細で味が薄く、苦みがある食べ物は拒否する傾向にあります。

これは市販されている駄菓子を一通り食べてみれば理解できると思います。

これは重要なのでもう一度言いますが、『子供ははっきりとした甘い味付けを好む傾向にある』のです。

残念ながらBigoliさんのパスタは繊細過ぎる上に、微かに舌に残る苦みがポイントとなる・・・

『成熟した大人が好む味付け』に特化しているが故に子供の選択肢からは外れる事となり・・・

両親によるBigoliさんへの興味を失った結果、認知度が上がらないとの『負のスパイラル』に陥っているのだと思うのです。

そんな『子供向けパスタ』ですが、子供が好んで甘くて食べやすいといえばナポリタンしかありません。

全てが赤いナポリタンは子供の視覚を刺激し、購買意欲へとつなげることができます。

これを単品で提供する場合の推奨売価は200円、Sサイズのドリンク込みでも200円~250円ほどの売価が最適であり、飲料の量も少なめの100mlもあれば十分だと思われます。

この価格には理由があり、女性は千円を超えると非常に強い割高感を感じる傾向にあります。

この為、子供と女性である母親自身の昼食代として総額で1,000円以下に抑えるのがベストなのです。

ですがあくまでも子供向けのパスタの盛り付け量は少なめの80g~100g程度で抑えるべきです。

これは少ない量の方がダイエットさせたい最近の親にとっては理想らしいとの理由もあるのです。

また足りない場合はBigoliさんにとって、より好都合です。

子供が足りないといえば親は自分の料理を分け与えます。

すると子供はBigoliさんの繊細な味を理解できるようになり、将来的な顧客を増やすことにもつながるのです。

それに追加して未来の顧客を増やす為に有効なのはドリンクです。

弟夫婦や友人たちに訊くと子供が好きで両親もOKを出しやすい飲料はファンタ グレープだそうです。

このファンタなら客数にもよりますが、レンタルサーバー込みで一杯10円~30円ほどで提供できるはずなので可能だと思います。

また好都合なことに横にイオンの食品売り場がありますので、現地調達をしてもOKでしょう。

この場合でもファンタ1.5Lの売価が130円~180円ほどであり、一杯100mlで提供するとして、原価で8.7円~12円程度となるので商売として十分、有効な数値であると考えます。

そうは言っても人件費やテナント料などの必要経費を入れ込むと、この売価では利益は取れませんが、これはあくまでも子供の両親、大切な二人の大人の顧客を呼び込むための必要経費です。

子供を利用して二人の大人を呼び込み、利益を頂戴する。

言葉は悪いですが、検討すべき事項だと思います。

そして改善点は他にもあります。

Bigoliさんが出店されているロケーションは舌が肥えた方々が集まる六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、丸ビルや新丸ビルなどでしょうか?

残念ながら富裕層が抜けて若干、客層が悪くなってしまったイオンなのです。

そこにはターゲットとされているであろう『社会人で20代~40代前後の独身女性』は来るのでしょうか?

残念ながら休日にはその客層をほぼ見かけず、平日でもイオンモールや近辺で勤務している従業員しかいません。

そもそも品川シーサイド付近の賃貸料は高すぎるので、独身女性の独り住まいは大変厳しく、その層をターゲットとして安定した収益を上げるにはそもそも絶対数が少ないので無理なのです。

また気合いを入れて出かける、お財布のひもが緩みやすい洒落た高級店が並ぶ新丸ビルや六本木ヒルズなどと比べて・・・

住まいや勤務先がある、到底お洒落とは言えないイオンにおいて、昼食代に500円を超える金額を女性がだすケースはあまりありません。

従ってそれら女性はより安価で手軽なイオン弁当やオリジン弁当で済ませてしまう傾向が強いはずです。

そうは言っても、たまに贅沢をしたくなるのが人間というモノですが、そんな絶好の機会であってもBigoliさんが出店されているイオンには致命的な瑕疵があります。

それが『昼食時に席を確保しにくい』という問題です。

これはイオン側の大きな過失で・・・

一斉に大勢が押しかける昼時に席を確保できない事が積み重なると客は他へと逃げて行ってしまい、二度と戻ってはきません。

では対策としてお弁当を販売してはどうかと考えても、これも無理があります。

Bigoliさんが比較される相手はワンコインで買える安価なお弁当類であり、安易に同じ価格でお弁当を販売してしまうと、本来の売価も下げざるを得ず、結果、販売数は向上しても売り上げ減となる可能性があります。

このことからも『社会人で20代~40代前後の独身女性層』をメインターゲットとするのは間違いであると思うのです。

他に見栄えの問題があります。

『食べログ』などのレビューを読んでみると男性による『味が薄い』『ソースが少ない』などの悪評が目立ちます。

これは言葉が悪いのですが、BIgoliさんの繊細な味付けは・・・

『ジャンクフード浸けで舌が麻痺している方には好かれにくい』・・・

なのも大きなマイナスポイントです。

再度申し上げますが、Bigoliさんが出店されているのは富裕層が集まる新丸ビルなどではなく、客層が悪くなったイオンなのです。

そこにははっきりとした味しかわからない客が大半です。

その為、もし継続してイオンで努力し続ける場合、ソースの味付けをもっと濃くし、ソース自体の量も多くして味的にも見た目的にも、もっと明確にする必要があります。

またブログにも書きましたが、価格に対してパスタの量が少なすぎます。

これでは隣にある『リンガーハットさん』や『はなまるうどんさん』と比べて、大きな割高感を強く感じてしまい、リピート率を下げる大きな原因となっているはずです。

ですので現在の売価だと360gのパスタを標準とした方が良いでしょう。

これを実施すればパスタになじみがない中国の方々の利用率も徐々に上がると推察されます。

改めて改善点を上げると・・・

・子供向け200円のナポリタン(80g~100g)

・パスタとソースの増量

・もっとはっきりとした明確な味付け

これらが重要であると思われます。





3、店構えとポップ類の問題

ここで店構えの問題を最初に上げます。

それで誤解しないでもらいたいのはスタッフの皆様方の接客は完璧です。

ですが、カウンターのイタリア感を演出するディスプレイは不要です。

これは食べ終わった後に返却する食器類の手渡し時に問題となるのです。

写真を見て分かるように向かって左にはレジ、中央にイタリアン的なディスプレイがありますので、顧客が注文した料理は右側の狭いスペースに置かれることになります。

そこへ食事をし終わった客が食器を返却しに来たらどうなるでしょう。

そうなのです。

必然的に食べ終わった食器類は、注文したお客様に提供される新しい料理の上を通ることになります。

確かに店の前には返却用の棚が設置されていますが、スタッフが目の前にいるのに自分が食べた食器をそこに置いていく人はあまりいません。

それは恥を知る文化を持つ我々日本人の美徳の一種であり、そうした汚いものは一刻でも早く、目の前から無くしたい欲求があるからなのです。

ですので注意すべきは『新しい食事と返却された食器類は完璧に分けた方が印象が良い』のです。

これはコンビニ含む、飲食業界では常識であり、これができない店舗はまず売り上げが大きく落ちる傾向があります。

この具体例を挙げると・・・

Bigoliさんが出店されているフードコートの隅に『マクドナルドさん』がありますが、彼らがどこにゴミ箱を設置しているかを確認してみてください。

びっくりされると思いますが『リンガーハットさん』の目の前に『マクドナルドさん』のゴミ箱が設置してあるのです。

実は『マクドナルドさん』と『リンガーハットさん』は共にフードコートの隅に出店されていますので、ある意味、『マクドナルドさんのゴミ箱は自店舗の目の前だ』と屁理屈では言えるのですが・・・

問題なのは『マクドナルドさん』のゴミ箱が『リンガーハットさん』側に向いている事にあります。

しかも『マクドナルドさん』には自店舗前と両隣にゴミ箱が設置できる空間があるにも関わらずに、です。

ですので『営業妨害行為である』と思われても仕方がないので、非常に問題なのですが・・・

では『マクドナルドさん』は何故、自身の印象が悪くなるのにも関わらず、このような迷惑行為を行っているのかに注目すると・・・

先ほど申し上げた『日本人の恥じを知る文化』が現れてくるのです。

『マクドナルドさん』が、ここまでしてゴミ箱を自店舗側に向けなかった理由・・・

それは『日本人が嫌う汚いモノを自店舗前から排除したい』、その思いに強くあると思われます。

こうした行為は問題ですが、やはり大企業だからこそ理解している常識であり・・・

売り上げにも響く重大事ですので、迷惑行為にならない範囲でBigoliさんも取り入れるべきなのです。

御承知でしょうが、この常識とは飲食業界問わず、接客業の基本である『QSC』にあり・・・

従業員に何度も教育される重要事項でもあるのです。

・Q=Quality: 品質

・S=Service: サービス

・C=Cleanliness: 清潔

しかし上から教育しても社会経験が少ないスタッフにはなかなか伝わりにくいのが難点です。

そこで活用すべきは『PDCAサイクル』であり、『なぜなぜ分析』なのです。

・P=Plan

・D=Do

・C=Check

・A=Action

この『PDCAサイクル』とは『問題を定義』し、『実施』し、『検証』して、『再度、実施』するサイクルを何度も繰り返す行為にあります。

この問題を定義する段階で必要なのが『なぜなぜ分析』であり・・・

スタッフに隠された問題の原因を認識してもらうために『なぜ、そうなった』の『なぜ』を何度も繰り返して深く考えてもらって・・・

自発的な問題解決へと各々が改善に向けて行動できるように教育すべきなのです。

先ほども申しましたが、スタッフ全員の接客態度は笑顔と気づきも含めて最高です。

しかし残念ながら『何故、カウンターの上に邪魔なものがあるのか』などの自発的な考えができない傾向があるように思えます。

それは現在の日本人では当たり前ですが、Bigoliさんが目指している『食のプロフェッショナル集団』とは方向がずれているのではないかと思うのです。

最後にポップ類の問題ですが・・・

顧客に対して『認知度が上がらない』と弱みをさらけ出すのは接客業においてはNGです。

正直な事を言うと、そんな素直な気持ちを出してくださったBigoliさんが最高に気に入って・・・

こんな私でも応援させてもらいたいと勝手な記事を書くきっかけにもなったので大好きなのですが・・・

ですが、個人的な思いとビジネスは別で、こうした内部事情を実店舗前で晒すのは問題です。

実はTwitterやFacebook、Lineなどでは全く問題ありません。

そういう使い方を想定されたツールですので、むしろ積極的にアピールすべきなのです。

ですが実店舗前にて表示する行為は話が違ってきます。

顧客は少しでも美味しい料理を今すぐ食べたくて来店するのです。

しかしながらせっかく興味を持って来店された客に向かって・・・

『当店は認知度が低いのです』と、正直に言うと、客はどう思うでしょうか?

言われた客は・・・

『認知度が低い=流行っていない=美味しくないからだ』

と、短絡的に思考を結び付けて、敬遠してしまうでしょう。

その為、そうしたポップは業界問わず、実店舗では絶対に行ってはならないのです。

実は店頭に置かれた別のポップでも非常に気になったものがあり、それが・・・

『この店のパスタを食べると他のパスタを食べられなくなるので注意』との宣伝文句です。

正直、これはうろ覚えなので文言があっているか自信はありませんが・・・

これは過去、顧客が食べて美味しいと思ったパスタを全否定する文言ですので、非常に強い顧客の反感を買う恐れがあります。

この『顧客の反感を買った』良い例が実際に蒲田にあります。

名物の黒カレーと共にラーメンを提供していた、某ラーメン店です。

この店も『当店のカレー以上のカレーは他にはありません。』と大きくポップを何枚も張り出し・・・

多大な宣伝費をかけてガイドブックに登録し、TVなどの取材を積極的に受け・・・

それらに『行列ができる黒カレーが有名なラーメン店』として何度も紹介されていました。

しかし取材時以外、行列ができたことはほぼ無く・・・

地元民からは『あそこのカレーより、うちで作ったカレーの方が遥かに美味しい』・・・

と、陰口をたたかれるくらい嫌われておりました。

結果、店舗は縮小、移転し、現在は細々と不定期に営業を続けるようになっています。

この例のように、店側からしたらただの宣伝文句でありますが・・・

言葉は最大の武器であるとの格言があるように失言で顧客の反感を買ってしまうと・・・

いくらBigoliさんと言えども、経営が成り立たなくなる可能性もあります。

従ってこのままでは設置した看板が足を引っ張る事になりますので、即時の撤去を推奨いたします。





追記:認知度向上キャンペーンの展開

ここで追記で・・・

前記事のコメントでお勧めしたように、イオンさんが掲示している・・・

『アイスクリームパスタ』の看板はたまたまの偶然でしょうが、顧客の目を引く絶好のアイテムです。

BIgoliさんには早期の『アイスクリームパスタ』の開発を強くお勧めします。

私が考える『アイスクリームパスタ』とは・・・

美味しいアイスやソフトクリームをパスタマシンで押し出してパスタ状にしたものを、器に載せてナッツとジャムを載せるというものです。

ただし、隣に『31アイスクリーム』さんがありますので、普通の硬いアイスを伸ばしただけでは長期的に顧客の興味を引くことはできません。

やはり専門の競合店が隣にある以上、『アイスクリーム パスタ』のアイスが『31 アイスクリーム』さん以上に美味しくないとインパクトが無くなり、新メニューを出す意味がなくなってしまいます。

その為、最もインパクトがあり、美味しい『日世 クレミア ソフトクリーム』のソフトクリームをパスタ状にして一旦冷却してから提供するのが一番なのですが・・・

『日世』さん側は特別な『クレミア』を販売店での独自の加工を許可する可能性は低いと思われますので・・・

その場合はクレミアに比べると若干味は落ちますが、それでも美味しい『不二家 ペコちゃんソフトクリーム』をパスタ状にし・・・

そのままでは緩すぎる為、冷凍庫で一旦、凍らせてから販売するのも良いのではと思います。

正直に申し上げると『ただソフトクリームをパスタ状にした』だけでは、強いインパクトを顧客に与えることはできません。

理想はソフトクリームに小麦粉を混ぜて、パスタを食す時のように『冷たくて甘いソフトクリームをすする』事ができれば・・・

『アイスクリーム パスタ』と堂々と名乗ることが可能であり、顧客へのインパクトは最大になると思うのです。

またBigoliさんがオープンされた時に店頭にて試食を配られておりましたが、それも競争が激しい家電量販店で自社商品を売りたいメーカーが良く行う手法ですので・・・

ある程度の経費は必要になってきますが宣伝費として考え、定期的にイオンに来店される顧客に対して試食を行うことで、もっと広くBigoliさんの美味しさを認知してもらうには最適であると考えます。

そのような場合、普通の飲食店がやりがちな行為で、茹でたパスタをそのまま小皿に載せて提供される場合が多いのですが、それはNGですのやってはいけません。

小皿にて試食を提供される場合、食べやすいようにパスタは短めに切っておくのがベストです。

またソースも多めでないと小皿であってもパスタではなく、麺の試食となってしまいますので注意してください。






Bigoli様・・・勢いに任して無茶苦茶な暴言を吐いてしまい、本当に申し訳ございません。

前にも書かせていただいたように、本記事はBigoli様の了承が前提条件ですので、もし御不快に思われたならば即刻削除いたしますのでご安心願います。

ただ願わくば、Bigoliさんへの期待感が高いからこそ、このような記事を書いたと感じていただければ、こんなに嬉しい事はございません。

これからもBigoli様のますますのご発展を心からお祈り申し上げます。

それでこんな私ですが、釣りにご興味がおありのようですので、記事はどうであれ、もしよかったら一緒に如何ですか??

そんな感じでまだ指摘したい事項はございますが、

これ以上の無礼を重ねるわけにも参りませんので、深くお詫びしつつ、終わらせていただきます。




【企業:考察】

海外営業時の愚痴話『品質改善プロジェクト:5s3定編』

海外営業時の愚痴話 『海外貿易フローの改善編』

暖かいコメントをくださった方への自戒を込めての返信

海外営業職時の愚痴話 『インド大使館編』

私が海外営業職にあった時の恥さらしな愚痴話

Bigoliさんの認知度向上に向けての提案

吉本興業、宮迫博之さんと田村亮さん事件に関する私見的提案

『Bigoli』 イオン品川シーサイドで食べてみたら・・・





こんな暴言を吐いてるけど・・・

本当にBigoliさんって超美味しいので皆さんも是非、食べてもらいたいって心から願うぞ!!

ってな事で超面倒くさいこんな駄文を読んでくれた、みなさんに感謝しつつ・・・

ではみなさま・・・ごきげんよぉーってな事なのです!!







Mu From Tokyoでしたぁーっ!!

 

タグ:提案
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BIGOLIオーナー

むうぴょんこさま、

貴重なご意見、ご指導まことにありがとうございます!
そして、コメントを書くのが遅くなり申し訳ございませんでした。

料理に関してのアドバイスは実に鋭く、明快に整理していただいてありがとうございます。
しかしながら様々な事情もあり、ここではゴニョゴニョっとさせていただきとうございます。申し訳ございません。

さてそれ以外の部分で改めて考えてみますと、9月にオープンしてから、メニューにはじまり、POPなどによる見せ方(見え方?)など様々な方法を取ってきました。
接客スタッフが意見を出し合い、トライ・アンド・エラーを繰り返し、一回りしてしまっているのかもしれない。と気付かされました。
特に、自虐的な表現のいくつかは内輪だけが面白がっているところでもあり、基本に戻って “普通にちゃんとすべき” だとも思っております...。

ここに書けない事情もあり、せっかくのご提案に対して歯切れの悪いコメントで恐縮ですが、改めてお魚釣りでもしながらお話ができたら幸いです!
また店に来られましたら、お声がけいただけると幸いです。
ちなみに私は流動的なスケジュールですが、土曜日に限っては開店から14時頃まではほぼ店におります。タイミングがあえば、新商品の試食をしてみてください!

改めまして、当店のためにこれほどまで真摯にアドバイスをくださった事、感謝してもしきれません。
まだまだ足りないBIGOLIを愛してくださる、むうぴょんこさま初め、皆様の期待を裏切らぬようスタッフ一同、一歩一歩努力していきたいと思います。

寒さ厳しい折、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。
ありがとうございました。

by BIGOLIオーナー (2018-02-22 17:09) 

むうぴょんこ

Bigoliオーナー様、こちらこそ久しぶりの面接があったもので返信が遅くなってしまい申し訳ございません!!
でも無理だなぁ・・・って、そんな嫌なことは忘れて本題を(笑)

Bigoli様の内情も知らないまま、暴言ばかり書き連ねた記事なのに、快く受け入れてくださって本当にありがとうございました!!

お読み頂けただけでなく、こうしてコメントまで頂戴できて・・・
Bigoliオーナー様の寛大なお心に心より感謝申し上げます!!

それで本記事はあくまでも私見満載の部外者であり、何の責任も取ることができない私の勝手な思いを連ねたモノですので・・・
Bigoli様に思いを押し付ける気は全くありませんので、誤解無きようにお願いいたします!!

そんな感じで本当に変な思いをぶつけて申し訳ございませんでした!!

ほんのお詫びとして、アイスクリームパスタの件を少し・・・って、まだやるんかいって言われちゃいそうだけどね(笑)

上記で『ソフトクリーム+小麦粉』と書いたけど、より深く考えてみると・・・『ソフトクリーム+カスタード』でした!!

ただそれでは滑らかさが足りず、すする事はできないので・・・
『わらび餅ベースのソフトクリーム』がベストかと勝手に思ってたりして??

まあ、砂糖多めのお餅ベースでも良いけど、それはすでに『雪見だいふく』や『信玄餅アイス』、『やわもち』でさんざんやられている手法なので・・・

もっとぷるぷるな方がBigoliさんの繊細なイメージにぴったりなので・・・
わらび餅ベースが良いかもね??

そんな勝手なイメージで言うと『京都四条 ぎおん徳屋さん』のぷるんぷるんのわらび餅の食感でパスタ状のソフトクリーム的な感じかなっ??

https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26002075/

あはは・・・この徳屋さんって、わらび餅では断トツかなって思ってるので・・・
もし興味を持たれたら、いつかって事(笑)

それで土曜日の件ですが、今週、来週と埋まってて・・・
その先もお伺いできるか、私は上記のような状況にあるので予定が立たず(泣)

でもこんな私でよかったら是非、釣りにご一緒させていただきたいと持ってますので、ぽっかり空いた日でもあればご存知の私のTwitterアカウントにDMを送ってくだされば、すっごく嬉しいですっ!!

そんな感じで御礼を申しつつ・・・
これからも頑張ってくださいね!!
by むうぴょんこ (2018-02-23 13:08) 

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