ロッドやリールは新品で買うべきか?? [釣り:フィッシングショー、マナー、考察]
面倒くさい、ロッドやリールの耐用年数の話!!
今回は久しぶりの釣り記事で世間の熱い注目を集める、『釣り道具は新品??それともUSED品??』ネタを考察しちゃいます!!
実はね、このテーマって釣り人の中ではタブーな話題で”新しく買ったんだ!!いいだろ~”てな感じで見せびらかしに来る大半の人が”セカンドハンド品使い”だったり??
ま、先に天邪鬼的観点から結論を言っちゃうと所詮、命の危険性が殆ど無いお気楽な趣味の道具・・・
別に二次的所有者でもいいんじゃね?的な感じ(笑)
でもその一方で、セカンドハンド品を購入してしまうと大半の人は満足できないままに釣り人生が終了・・・的な悲しい結末を迎える事が多いのも事実!!
じゃあ、いったいどっちが本当に釣りをする人にとって最適なんだろうね??
ってな事をウダウダ考察していきまっしょっ!!
それでテーマをこれから説明して行くんだけど、これってかなり複雑で長くなるので、面倒くさい事が苦手な方はスルーしてねっ!!
結論:初級・中級者なら絶対に新品が良いぞ!!
前置きが長かった分、最初に結論を言っちゃうんだけど・・・
初級・中級者なら絶対に新品を選ぶべきである!!
ありゃ、前述した説明と食い違ってるって??
えへへ・・・それでいいんです!!
だって前述した説明文にはきちんと”天邪鬼的観点から”って、わざわざ注意書きをつけてあるでしょ??
ほら、みなさんが中古か、新品かって悩む製品って主に価格が高いロッドとリールで・・・
実はこれらって所詮、工業製品なので果物と同じように、”旬”がある!!
ビックリしたでしょ??
全ての工業製品って一番おいしい”旬”があるのです!!
そんな工業製品の中で一番顕著で明確な旬の時期があるのは・・・
バイクや車、飛行機などの用途的、機構的に全ての部品に応力が掛かる製品!!
ではその理由は次の項目でね!!
旬の時期は償却期間にある・・・なので償却期間とは何ぞやって話!!
バイクや車、飛行機などには旬があるって書いたけど、その理由って応力(おうりょく=ストレス)が掛かってるからって説明したよね??
例えば大型バイクの”旬”は、乗り始めてから1,000キロから1.5万キロ程度までが壊れもせず、エンジンの回転も滑らかでスピードも乗る、一番美味しい時期!!
これを過ぎると各部品、特に駆動系のスプロケやチェーンの伸びと摩耗や各ギアの偏摩耗とオイルシールなどの劣化・・・
発動機系のエンジンのカムチェーンの伸びと摩耗、カムの当りと摩耗、エンジン内部のカーボンの付着とピストンリングの摩耗、電気系統の劣化・・・
他にはコンデンサーの異常発熱によるCPUの故障やスターター系のモーター回転異常や燃料系の詰まり・・・
そして外装系では電装系異常によるヘッドライトの異常、ダンパーの底抜けやシートクッション材の劣化による底突き尻痛症候群やいぼぢ、ぎっくり腰の発症などなどが起こる!!
あはは・・・ちょいとのつもりが長々と説明しちゃった(笑)
簡単に言うと動く機械の場合、動かすことによって全体に応力、ストレスが掛かって劣化していくって事!!
そんな機械製品を纏めて日本の上様が定めた『耐用期間』・・・まあ、機械版消費期限的な感じだけど、それがみんなは一度は聞いたことがある『償却期間』で、バイクは3年間、四輪車は4年間!!
このバイクが3年間、四輪車が4年間ってびっくりしたでしょ??
これって国税庁が定めたレギュレーションなので、お国が認めてる企業が最低限守るべきルールで、それ以上、使用し続ける場合は基本は自己責任ってなことになるのです!!
まあ、企業会計士などに相談すると『ルールはルールとして全ての設備と機材は6年間の償却期間としましょ♡』なぁ~んていい加減な回答が返ってくるので・・・世間的には6年間の償却期間として考えとけばよいよね??
でも釣り道具の場合、この償却期間って設定されてない!!
ま、趣味の遊び道具なので当たり前なんだけど、まかりなりにも工業製品である以上、償却期間=耐用年数があるはず!!
あはは・・・だってそんな耐用年数を設計時に仕様に織り込まないと、そもそも論で製品を作る事ができなくなっちゃうもんね(笑)
ってな事で次項以降で工業製品の耐用年数ってどのくらいなのかを考察しましょ!!
主な工業製品の耐用年数とは??
公的な機関での償却年数=耐用年数のお墨付きがない製品の場合、代わりにその耐用年数を推察できるモノがあります!!
それが”メーカー保証書”!!
例えば海外メーカーは様々だけど、日系企業の大型バイクのメーカー保証は購入から3年間、四輪車も同じく3年間だよね??
って事は少なくともメーカー側はその3年間は絶対に壊れない様な仕様にしてるって自信があるって事!!
じゃあ、他の製品だとどうなんだろって調べてみると・・・
【主な製品別耐用年数】
・自転車: 2年間
・バイク: 3年間
・四輪車: 4年間
・PC: 4年間
・テレビ: 5年間
・冷蔵庫: 6年間
・洗濯機: 6年間
・エアコン: 6年間
・マネキン人形: 2年間(笑)
あはは・・・マネキン人形は余計だよね!!
これって企業側は政府が定めたこの耐用期間内さえ安全を保てれば、原則的には刑事罰上の法律上では問題はなく、世間の風潮はどうであれ、裁判で戦っても勝てる可能性は非常に高いって事!!
ま、民事的には製造者責任があるので逃れられないけどね!!
な・の・で・・・
頭が良いはずのエリート君たちとお嬢ちゃんたちが沢山集まって構成してる三菱自動車のリコール隠しなんて・・・
まさに『耐用年数をクリアしてるから問題ないじゃん』的な、自己中心エゴイズム丸出しの論理に則った・・・
驕り高ぶった〇鹿丸出しの判断ミスが引き起こした典型的な事象!!
ま、勉強ばかりしてて他企業や異業種経験がない新卒群団ばかりが集まると、机上の論理だけで偏狭な思想に凝り固まった集団になっちゃうのも仕方ないよね??
だから社会経験が豊富な中途社員って非常に使えるんだけど・・・
何故、私はダメなの??
って、おっとっと・・・まだストレスが溜まりまくってるのかな(笑)
それで話は戻って上記、エアコンや冷蔵庫の耐用年数は5年から6年だけど、基本メーカー保証期間は1年間から3年間って書いてあると思う!!
って事は、保証期限内は絶対に壊れない様にできてるって事!!
では釣り道具はどうなのかって次項で話しちゃいましょっか!!
釣り製品には耐用年数が設定されていないぞ!!
長い前置きだったけど、これからが本題で、釣り道具の保証期間(耐用年数)はどのくらいかって事!!
店舗で気に入ったロッドやリールを買ってきてドキドキしながら開けてみると・・・
ん、メーカー保証書がない??
代わりに『有料修理保証書』なるモノが入っていて驚いちゃうのです!!
そう、釣り道具って基本、メーカー保証は無い!!
代わりに壊れたら購入した本人の自己責任において修理するか、否かを最初の一年間、一回だけ選べるって事なのです!!
これって前述した耐用年数に当てはめてみると・・・
メーカー側は耐用年数を考慮して設計し、製造していない!!
って事に繋がるでしょ??
そうなんです、釣り道具は少しでも手荒く扱うとすぐに破損するモノなので、メーカー側は期間を定めた耐用年数を設定できないのです!!
いや・・・今の技術なら設定しようと本気で行えばできるはずで・・・メーカー側が自己中心的に自己利益だけを優先して余計な工数と経費を掛けたくないが故に、胡坐をかいてユーザーに余計な負担をかけているってのが現状なんです!!
でも有料でも修理できるんだからいいでしょ??
的に言う人もいるけど・・・って実際、釣り場で知り合った人たちと、この話になった事があるんだけど・・・
そういう呑気な人たちって本気で〇鹿なの??
この『有料修理保証書』が如何にひどいモノかってちょいと考えればわかるでしょ??
初期不良、製造不良であっても購入者が自己負担で修理するしかないんだよ??
これって法律的にはかなりギリギリのくろくろグレーゾーン!!
だって売買契約上、その商品が完璧な状態である事を前提に対価を支払っているわけで・・・
それが初期不良だ、製造不良だって企業側の責任までも消費者が背負わされる現状はどう考えてもおかしいって事なのです!!
なのでわかったでしょ??
でもホントの問題は保証期間の有無ではなくて・・・メーカーが耐用年数を設定してないって事にあるのです!!
中古オークションなどでは詐欺的謳い文句に気をつけよう!!
メーカーが耐用年数を設定できない理由は前述した通り、趣味のモノだからって事だけど、それを仕様に織り込んでいないってのが一番の問題!!
実際ね、ロッドを新品で購入して使ってみるとわかると思うんだけど、ダイワ、シマノなどの大手企業の場合、現場で耐える使用年数は3年が限界!!
これは使い方にもよるけど、私みたいに使い方が荒いと1年ほどで駄目になるケースもあるほど!!
なので一般的な方でも大手メーカー製ロッドの旬は購入後1か月後から2年間前後って見といた方がイイぞ!!
それ以降になると高弾性カーボンブランクスを使用した高価格ロッドであるほど、目に見えてブランクスの反発力とハリが無くなってダルンダルンになっちゃう!!
そうなると掛ける事も難しくなるし、ただ巻きでも感度が落ちる分、扱いが難しくなっちゃうのです!!
そうなったら知り合いにお嫁に出すんだけど・・・でもその場合は絶対に旬は過ぎてて全く違う特性になったロッドだとしっかりと断ってから渡すんだよね!!
そんなロッドでも喜んで最後までお嫁さんとして使ってくれる方もいるんだけど、そんなのはごく少数で、問題は大半の方がちょいと使ってオークションや中古釣具店に転売しちゃうって事!!
その際のうたい文句が『ほぼ新品の状態Aです。傷やヘタリもなく、購入してから数ケ月使いましたが、別のロッドを購入したため、やむなく売りに出します』的な詐欺文句のオンパレード!!
嘘つけぇ~!!
それって綺麗に使ってたので新品みたいに見えるけど、購入してから1年は過ぎててすでにブランクスがヘタリ切ってダルンダルンになってるロッドだぞ!!
それを定価の4割引き、6割程度の売価で売っちゃうの??
それって数万円の儲けじゃん!!
しかも詐欺的手法まで使って・・・
そんな悪徳業者並みの人たちとはそれから一切、連絡を取ってないけど、いやあ酷いもんですなぁ~!!
って事で、オークションや中古販売店に置いてあるロッドって大半が信用できないモノばっかり!!
ま、どんなに綺麗にしてあっても上級者の方なら、ガイドの傷とか付け根のひび割れ、グリップのヘタリ具合やリールシートの摩耗、フェルールの噛み具合などでどの程度使用されたかがわかるので、値段が安い分、上級者の方が状態を理解して購入するのは問題ない!!
でも・・・
目利きができない初級・中級クラスの方はロッドの中古品には絶対に手を出さない方がいいぞっ!!
その場合は素直に2万円以下で買える新品のダイワ ラテオ86ML.Qやシマノディアルーナを購入しましょっ!!
リールやルアーも中古は厳しいぞ??
そんなロッドなんだけど実はリールも同じでメーカー保証が付かないのはロッドと同じ!!
いやぁ~・・・こうやって考察していくと釣り具業界って非常に問題がありますなぁ~(泣)
リールの旬の時期はシマノ製は購入2日目から1年程度、ダイワだと同じく購入2日目から半年、最長で8か月間程度って感じかな??
それ以降は自分でメンテするか、メーカーに出さないとスムーズな回転は望めない!!
それで前にも言ったけどダイワは自分でメンテできないので、シマノ製品よりもお金がかかる場合が多いので注意してね!!
そしてルアーなんだけど、これも中古品だと非常に厳しい!!
ルアーの泳ぎの要であるアイが曲がってたり、フックが違うのがついてたり??
そうしたら泳ぎが破たんしてただの使えないルアーになっちゃうのでご用心!!
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今回はこんな感じで終了ぉ~!!
正直ね、こうした欺瞞や嘘が蔓延してるのが釣り業界で・・・
これって本当に悲しい状態であり、すぐにでも是正してほしいけど無理なのかなってね??
Pyonko and Mu from Tokyoでしたぁーっ!!
タグ:釣り考察
むうぴょんこさん おはようございます。
知らなかったけれども、釣り道具も中古品市場が大きいのですね。確かに高額のものが多いのでなっとくです。利用したことは無いのですが、中古品で一番広まっているのがゴルフクラブなのかもしれません。
by SORI (2016-09-29 11:09)
SORIさん、コメントありがとっ!!
確かにゴルフクラブって中古屋さんが多いですよねぇ~!!
それで釣りもゴルフも中古になっても品質を保っているのかってことで・・・
クラブなどのシャフトでアルミは一度曲がると、曲げ癖がついちゃうし、カーボンは釣り道具と同じく、何度も衝撃と負荷をかけることで接着剤のレジンの剥離とカーボン繊維の断裂が起きてるので・・・
中古だと目視で問題ないように見えても確実に性能は落ちてるので、やっぱり中古品って怖いよねって思うのです!!
by むうぴょんこ (2016-09-30 11:56)