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カノン カラヤン指揮、ベルリンフィル演奏の究極アルバム!!

カノン カラヤン指揮、ベルリンフィル演奏の究極アルバム!! [洋楽:この歌が凄い編]

クラシック史上、最高の指揮者と至高の楽団が演奏する最高アルバム!!







アルビノーニ:アダージョ

アルビノーニ:アダージョ

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),バッハ,パッヘルベル,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ブランディス(トーマス),シュピーラー(レオン),ブラウ(アンドレアス),ベル(デイヴィッド),マウス(フランク),ツェラー(カールハインツ),マース(エミール)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2011/05/11
  • メディア: CD




前回、”GALLIPOLI”を紹介したついでに、カラヤン指揮の”Adagio”を添付したら・・・

クラシック心に火がついちゃったっ(笑)

えっ、アニメの歌が好きなんじゃないのって??

あはは、そんな単一のジャンルだけを聴いてるんじゃなくて・・・

曲や歌の完成度が高く心を揺さぶってくれたらどんなジャンルだろうと大好きっ(笑)

そんな天邪鬼が今回、皆さんにご紹介するのはクラシックの名曲を収録したアルバム・・・

アルビノーニのアダージョ/パッヘルベルのカノン!!

本アルバムはアルビノーニ、ヴィヴァルディ、バッハなどの有名作品が収録されてるんだけど、中でも超オススメが・・・

パッヘルベルのカノンとジーグ!!

このカノン、知らない人はいないくらいの超有名曲なので、現在までに色んなバージョンが世に出されてて・・・

クズ作品から究極の至高作品まで溢れかえってるのが現状(笑)

そんな迷走してる現状に・・・ホンモノと呼べるカノンを知ってもらいたい!!

ってな傲慢な考えの元、ご紹介しちゃおってのが今回の趣旨なのですっ(笑)

という事で・・・ゴーマンかまして良かですか??

と、どこかで聞いたようなことを言いつつ、行っちゃうぞ!!


 

そもそも”カノン”って何だ??


カノンって良く聴くけど、そもそも論で誰の作曲かってあまり知られてないよね??

このカノンとはドイツのニュルンベルクに生を受けたオルガン奏者で教師でもあった・・・

ヨハン パッヘルベル(Johann Pachelbel:1653年誕生-1706年没)によりバロック後期の1680年頃に作曲された名曲!!

特徴は複数の楽器が先に演奏される音を後から追従していくカノン様式で構成されている、非常に繊細で優雅な旋律で一回でも聴いたら心を奪われちゃうよね??

でもさ、いきなりカノン様式なんて言われても分からないよね??

簡単に言うと・・・

小学校で習う”カエルの歌”や”カッコウ”などの”輪唱”と同じ(笑)

あはは・・・説明が大雑把過ぎるって怒らないでね(笑)






クラシックって恐ろしい世界なんです!!


そんな名曲だけど前述したように指揮者と演者の技術力によってまるっきり曲が違ってしまうのは・・・

『のだめカンタービレ』を観れば誰でも理解できるよね??





そうなのです。

クラッシックはシンセやエレキギターなどの電子機器を使用しない生演奏であるが故に・・・

演奏する楽器と個人の技術、指揮者の技量の差がはっきりと現れてしまう!!

しかも作られてから数百年経ってるモノも多いので曲への理解が熟成しており、個人の私見など入れようものなら・・・

世界中から盛大なバッシングの嵐っ!!

そんな恐ろしい世界がクラシック音楽なのです!!






最高の指揮者はヘルベルト・フォン・カラヤンだ!!


そんな世間の目が怖いクラシックの世界だけど、世界中から絶賛されている四つのオーケストラ(楽団)があるのです!!


【世界で認められている至高の楽団】

・ドイツ:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

・オーストリア:ウィーン交響楽団(ウィーン国立歌劇場管弦楽団)

・オランダ:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

・アメリカ:シカゴ交響楽団

(順不同)


上記楽団が最高だと賞賛されているのには理由があって、世界中の演者が目標とするオーケストラなので構成する楽員全員が世界最高水準の技術を持ってる!!

まあ、業界の頂点なので当然なんだけど、実はそれだけでは最高のオーケストラとは認められない!!

それらオーケストラの世界最高水準の楽員たちを遥かに越える技術と能力を持った時代の頂点に君臨する・・・

天才指揮者が指揮して初めて至高の演奏が完成して最高のオーケストラと認められる!!

そんな四大オーケストラにはクラシックに詳しくない方でも容易に思い浮かぶ有名指揮者達が所属してて、マリスヤンセンス、小澤征爾、リッカルドムーティ、ピエールブーレーズ等々で、そんな著名な指揮者達の中でも稀代の天才指揮者と思い浮かぶのが、世界最高峰のオーケストラであるベルリンフィルの終身指揮者と芸術監督を兼任し、ウイーン交響楽団にも在籍した・・・

オーストリア、ザルツブルグの貴族である、故ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert
von Karajan:1908年誕生-1989年没)!!

因みに彼は曲に集中する為、目を閉じながら指揮したんだけど、最高のオーケストラである・・・

ベルリンフィルでカラヤンが指揮したカノンが収録されてる!!

なので、絶対にオススメなのです!!






沢山の解釈とアレンジがあるカノン!!


でもカラヤン指揮のカノンは原曲に近いテンポなので、どっちかというとカノンは前章でジーグが本編的に聞こえちゃうこともあるよね??

ヨハン・パッヘルベルは譜面でテンポを指定しておらず、後に他人によって書き起こされた譜面にも指定がないので・・・

みんなが好きなようにすればぁ~!!

って、パッヘルベルは思ってたりして(笑)


【Youtube ”Pachelbelの原曲に近いKarajan指揮のCanon”】




そんなジーグも非常に良い曲なんだけど、やっぱり個人的に好きなのはカノンで・・・

ゆっくり目で一つ一つの演奏がくっきりはっきりしてるのが良いかもっ(笑)

なのでこのテンポのカノンが一般的なのです!!


【Youtube ”ロンドンシンフォニーアレンジによるカノン”】




残念ながらこれはカラヤンの指揮ではないけど、アレンジも感動的で全てが完璧だよね??

ロンドンシンフォニーオーケストラ、恐るべしっ(笑)

更に有名曲である為にこんなコーラスまでつけたバージョンも!!

このサイベリアン(シベリア人)オーケストラによるクリスマスバージョンも鳥肌が立っちゃうでしょ??


【Youtube ”Siberian Orchestra Christmas Canon”】





そんな感じでカノンばかり紹介してきたけど、このアルバムに収録されてる曲の全てが美しいので・・・

お暇ならディープなクラシックの世界に足を踏み入れてみたらぁ~??






アルビノーニのアダージョは偽作だった!!


ここで言い忘れてたので追記するんだけど、実はアルビノーニ(作)のアダージョって書いたけど・・・

アダージョは本当はトマゾ・アルビノーニの作品なんかじゃない!!

そもそもトマソ・ジョヴァンニ・アルビノーニ(Tomaso Giovanni Albinoni:1671年生~1751年没)とはヴェネツィア共和国(イタリア)のバロック調の作曲家!!

そんなアルビノーニの未発表作品、アダージョの譜面が第二次世界大戦時、ドレスデン空爆の際に破壊されたザクセン国立図書館から見つかったと・・・

フィレンツェ大学の元教授で音楽評論家でもあったレモ・ジャゾット(Remo Giazotto:1910年生~1998年没)によって発表された事で世間に認知!!

でもね・・・

これが真っ赤な大ウソ!!

本当は・・・

後の調査でレモ・ジャゾット自身による偽作と判明!!

それってザクセン国立図書館から発見されたとされるアダージョの譜面をレモ・ジャゾットが提出できなかったからで結局・・・

レモ・ジャゾットは売名行為をする卑怯者と言われるように!?

結果、彼は音楽評論家としての地位を追われるんだけど・・・

絶対にSTAP細胞はありますっ(泣)

的に言い張ったかはわからないけど、問題は真実が明らかになるまでに前記事で紹介した『GALLIPOLI』や、オーソン・ウエルズの『審判』などにも使用されてしまい・・・

関係者はシマッタ~的な困惑状態!!

いやぁ~・・・これは正直許される行為ではないでしょ!!

しかも駄作なら全く問題なかったんだけど、あそこまでの名曲に仕上げてしまってから、”実は嘘でした!”は無いよねぇ~ってな事で・・・

”アルビノーニのアダージョ”は”レモ・ジャゾットのアダージョ”と呼ぶのが本当!!

でもそんな真実があってもクラシック業界では未だに『アルビノーニのアダージョ』って呼んでる!!

これも・・・

やっぱり、ふわふわだよねぇ~(笑)



【洋楽】

Anna Tatangelo(アンナ・タタンジェロ):イタリアンポップスは最高ってレビュー

Libera 英国発祥 透明感溢れる究極の少年合唱団

カノン カラヤン指揮、ベルリンフィル演奏の究極アルバム




てな、感じで今回はおしまいっ(笑)

このクラシックシリーズでカノンに匹敵する曲って言えば・・・

Sir Edward William Elgar準男爵のPomp and Circumstanceかなぁ~??

でも、いつになるかは気分次第って事で(笑)

そんな感じで本記事の改訂はこれでおしまい!!

ではみなさん、ごきげんよぉーって事なのです!!





Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁーっ!!


 

タグ:洋楽
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コメント 7

チョク

アニソンだけじゃないとは!守備範囲が広いですね!
カラヤン派は良識人が多い印象です。(多数派ですね)
私は、フルトヴェングラー派です。(ちょっと変わってる)
少数派にはカールベーム派が!(すごい変わってる 褒めてる)
パッヘルベルのカノンはJPOPにも多大な影響を与えてますね。山下達郎さんのクリスマスイブは本人が影響されたと言ってますね。

by チョク (2016-06-30 10:49) 

むうぴょんこ

おっ、チョクさん!!
コメントと訪問してくれてアリガトッ!!
えへへ・・・実は何でも聴く派なんです(笑)
なので・・・JAZZやPOPS、デスメタルやクラシック、果ては東京音頭だろうがマイムマイムだろうが全て好き(爆)
で・・・あれ??
ヴィヘルム・フルトヴェンヘラーってかなり前に亡くなってるドイツの指揮者だよね??
って事は・・・もしかして、チョクさんってCDよりも再生帯域が広いレコード派なの??
うわぁ~~~っ、生粋のクラシック愛好者ですなぁ~!!
うらやましい!!
by むうぴょんこ (2016-06-30 11:20) 

SORI

むうぴょんこさん こんにちは
クラシックはレコードの時代に聞いていました。レコードの針からいろいろと試して聞いていたことを思い出しました。
by SORI (2016-06-30 13:28) 

むうぴょんこ

あはは・・・ヴィルヘルム・フルトヴェンヘラーで”る”が抜けてた(笑)
素直に英語読みにすればよいモノをこれだから天邪鬼は・・・ってな感じ(笑)
by むうぴょんこ (2016-06-30 16:54) 

むうぴょんこ

SORIさんもクラシックはレコード派なんだね!!
レコードの針・・・今ってなかなか手に入らないでしょ??
昔、父や兄もレコード針で音色が変わると熱く語ってたことを思い出しちゃったり??
やっぱり、如何にCDが手軽で劣化がないと言ってもデジタル化することで失われたレコードの臨場感にはかなわないよねぇ~!!
by むうぴょんこ (2016-06-30 17:16) 

釣り好きアウトドアマン

クラッシックもたまには良いですね。私もジャンル問わず聞く方ですが、カノンなど久しぶりに聞くと素晴らしいな~と思いますね。
私はからっきしなのですが、かみさんの周りはその手のプロばかりなんで、そのうち良い演奏会でもつれていってもらいます^
by 釣り好きアウトドアマン (2016-07-01 02:34) 

むうぴょんこ

釣り好きさん、うんうん、久しぶりに聴くとやっぱりクラシックっていいなぁ~ってしみじみ思うよね!!
って、奥さんの友達って演奏家の方々がいるの??
すっごいねぇ~!!
是非、機会があったら記事をアップしてね!!
まってるよぉ~!!
by むうぴょんこ (2016-07-01 17:01) 

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