Les Chevaliers du ciel(空の騎士たち)、インプレレビュー!! [映画:洋画]
DASSAULT Mirage2000の勇姿をトコトン堪能できる・・・イメージビデオ的な映画だぞ(笑)
LES CHEVALIERS DU CIEL [Blu-ray]
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これって2005年に公開されたフランス製の戦闘機映画作品なんだけど、主役は人間ではなく・・・
あくまでもフランス ダッソー社の戦闘機であるミラージュ2000(笑)
なので果たしてこれを『映画』と称して良いのか・・・非常に微妙な感じではっきり言っちゃうと・・・
『ミラージュ2000って最高だぜぃ』的なイメージビデオ作品なのです!!
なので派手なドッグファイトとストーリー性を求める方には不向きで・・・
それらを求めるのならば米海軍のADVERSARY部隊と同じく、旧ソ連の仮想戦闘機、MIG-28をノースロップ F-5 TigerIIで代用していた『TOPGUN』でも観といたほうがよっぽど満足感は高いはず!!
でもTOPGUNって戦闘機の描写が美しくない・・・もちろんF-14トムキャットは一番好きな戦闘機だよ・・・
でもね・・・やっぱりLes Chevaliers du cielと比べちゃうと激しく見劣りしちゃうんだよね(泣)
そんな感じでかなりの私見を入れ込みつつも・・・ふわふわ行っちゃうぞ!!
飛行機好きには堪らないよね(笑)
そんな冒頭からわかるように・・・本作って飛行機好きにはたまらない映画!!
そんな本作の主役は第四世代の戦闘機であるミラージュ2000(1972年設計開始~2007年生産終了)で・・・
CGを排し、とことん実写にこだわった飛行シーンが美しすぎるのが見どころなのです!!
雲を抜けて上昇していくシーンや、白銀をまとったアルプスを望みながら綺麗な弧を描くシーン・・・
そしてコンバットモードでの離陸直後の垂直上昇や、太陽の反射を受けての切り替えしなど・・・
鳥肌が立っちゃうほどの綺麗な映像のオンパレード!!
でもさ、これって実際に観てみないと、いくら口で言ってもなかなか理解できないよね??
なので、ここで予告編を添付!!
ホントに飛行シーンが美しすぎる・・・こんなにも美しい景色の中を自由に飛べたら気持ち良いよねっ??
『形態は機能に従う』・・・
ドイツの名車、ポルシェ911をデザインした故Ferdinand・Alexander・Porsche氏(1935年生~2012年没)もBauhaus校(1919年設立~1935年廃校)の思想を継承する一人であり、資料では確認できないけども、このミラージュもそうしたデザイナー達によって設計されたのではとも思えるほど、機能美に溢れた美しい機体だと思わない??
だって・・・無尾翼のデルタ翼だよ??
あの音速旅客機のコンコルドにも採用されてた三角形の主翼・・・
尾翼もない、カナード翼も無しに、あそこまで飛行姿勢を安定させるって・・・
確かにFBWや搭載コンピューターの劇的な進化が背景にあるけども、離着陸時の低速域ではストールしやすい悪性をよくあのレベルにまでもっていったな~って感心しちゃうでしょ??
当然、ミラージュ2000で培われたノウハウは、第4.5世代機であるラファールとタイフーンへと引き継がれたわけで・・・素晴らしすぎるでしょ!!
それにしても映像中の飛行機雲が綺麗すぎる!!
これって英語ではCONTRAILと言ってジェット燃料中に含まれる水分や空気中の水分が高速で飛行する機体によって圧縮され、視認できるようになる現象で・・・
現在の飛行機の大半は燃焼効率がかなり向上している為、その大半が純粋な水分であり、それほど汚していないし、位置確認がしにくい飛行中の起動性能も良く表れているのですっごく好きっ!!
やっぱり内容よりもイメージビデオ的に楽しんでもらいたいって事(笑)
そんなスキスキ暴走状態から内容へと話を戻して・・・
前述した通り、本作品はドラマ性を望んでしまうと、大きく期待を裏切られる欠陥作品!!
だって主人公たちって・・・超人気フランスの俳優さんであるBenoît MagimelさんとClovis Cornillacさんなんだけど・・・こうした硬派な作品には似つかわしくないほど、劇中ではナヨナヨした風体で・・・
なのに思いっきり男くさい戦闘機に乗って派手な事をしてしまうのでかなりの違和感がってな感じ(笑)
じゃあ、本作には何を期待したら良いかってことなんだけど・・・
やっぱり見るべきは実際のミラージュ2000の飛行シーンの美しさしかないって事(笑)
通常、体感する事など適わない、実際の操縦席からの景色や、TVなどでもほぼ見る事が出来ない戦闘モードで
の機動飛行など・・・
最近主流のCGとは比べ物にならないほどのリアルさで迫ってくるので、それだけを目的にしても十分、いや200%満足できちゃうのです!!
それに本作はフランス空軍が全面協力しただけあり、撃墜や爆破などでも実際の戦闘機(ミラージュ3等)を使用しているので、爆破シーンのリアルさも半端じゃないっ!!
なので飛行機の美しさでは、本作を超えられる映画はどこにも無いって確信してるぞ!!
それが例え、エンジンを抜き取られ、砂まみれになってる機体であってもねって事(笑)
テーマソングを歌ってるThirteen Sensesの事!!
ちなみに主題歌を歌ってるのはThirteen SensesというUK発祥のバンドなんだけど・・・
現在はちょいと活動が停滞してるみたい!!
そんな彼らの曲での個人的なお気に入りはやっぱり冒頭の『Into The Fire』なんだけど・・・
これもイイよねって事で添付(笑)
やっぱりね・・・まったりのんびりってのもイイよねって思うのです!!
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今回もこんな感じでおしまい!!
えへへ・・・ってな感じで・・・みなさん、ごきげんよぉーって事なのです(笑)
Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁ~!!
タグ:洋画
いつまでも見ていたい美しい胸キュン映像ですね~。
といっても爆撃機、なんだ(^^;)
こういうブルーレイがあるんですね。借りるとしたら
どういうコーナーに並んでいるのやら・・戦争物?
人それぞれだと思いますが、自分の場合niceが時々に
なるのは、週に1・2度しか訪問できないため、
あまり前の記事にコメントやniceを入れると煩わしいと
思われるかな・・という遠慮もあったりします(m--m)
単純に、興味を持って読んだものには押し、あまり共感
できないものには押さないこともあります(^^;)。
by うっかりくま (2017-07-26 00:24)
ゴメン、ゴメン…余計な気を使わせちゃって‼
うっかりさんはそのままで全く問題ないので安心して欲しいな‼
因みにこのBD蒲田では…洋画SF棚にありました‼
あはは…なにゆえってな感じだけど…ま、いっかぁーって(笑)
by むうぴょんこ (2017-07-26 01:09)