リールの引っ掛かりやゴリ感って問題だよね、上級編(笑) [釣り:リールトラブル]
リールトラブル:上級編!!
今回も天邪鬼全開の釣りネタ記事っ(笑)
最初は映画ネタで大暴走でもしよっかなぁ~って思ってたんだけど、台風の影響でなんだか寒いのに蒸し暑いので自分でもウザく感じちゃって書きかけを削除しちゃった(笑)
ってな事なので、新ネタの今回は題して・・・
リールの引っかかりやゴリ感って問題だよね、上級編(笑)
実は釣りをしてると一番発生する頻度が多い問題がこのリールのゴリ感と引っ掛かり!!
このゴリ感や引っ掛かりが出るとルアーの動きに違和感が出るので魚が警戒して釣れなくなるばかりか、ポイントを荒らす原因ともなっちゃう非常に怖い現象!!
なので少しでもゴリ感や引っ掛かりがでたら予備リールと入れ替えるのが普通!!
でも入れ替えてもリールにゴリ感が残ったままになっちゃうでしょ??
なのでグリスを注油するって方法を前回の記事で説明したんだけど、それでもゴリ感や引っ掛かりが残っちゃう場合がある!!
なので今回はそんな・・・
超メイワクな問題が何故生じるのかの原因と対策を検証していくぞ!!
では『リールは全てメーカーメンテに出す』って、方以外で、全ては自己責任だって事を了承している剛毅なケンシロー並みの猛者の皆さんと一緒に・・・いきまっしょい!!
どうしてゴリ感や引っ掛かりがでるの??
そんなリールの重度なゴリ感と引っ掛かりの原因とは・・・
・グリス切れ
これがゴリ感と引っ掛かり問題の実に80%近い原因!!
なのでグリスを注油すれば解消される事が多いんだけど、たまにそれだけでは解消されない事もある!!
その場合、次に多いのが・・・
・ベアリングに異物が入り込んでいる
これは全バラしてベアリングを取り出したのち、割りばしなどを突っ込んでWD-40やクレ556などで動かしながら洗浄し、乾いたらウレアグリスを注油すればOKなんだけど、それでも動きにスムーズさが出ない場合はベアリング内部が錆びてたり、変形してると思われるので交換となるのです!!
そして次に多いのが・・・
・シャフトが微妙に曲がっている
これに関しては交換しかないので、上州屋やキャスティングにお願いしてシャフトを取り寄せてもらうしかない!!
そしてここからが本題で、そうしてセルフメンテをし続けていくと一定期間、ほとんどの場合は購入から1年以上たってからなんだけど、機構的には問題がないのにどうやってもゴリ感と引っ掛かりが解消されない事象が発生することがあるのです!!
内部機構に問題がないのにゴリ感や引っ掛かりがあるのは何故??
そんな解消できない問題を抱えたリールを開けてみるとギアの噛みあいが甘くなってきてたり、若干摩耗してたりするけど回転に異常が出るほどの問題は見当たらない。
しかもベアリングもスムーズでシャフトも曲がっていない。
なのでボディカバーを外したまま、ハンドルを取り付けて廻してみるとスムーズに回るんだけど、何故か、全てを組みつけてハンドルを回すと引っ掛かりを感じられる!!
経験が長い人ならこの問題で悩んだ方も多いでしょ??
っていうか、絶対に発生してるはず!!
そんな問題が発生しちゃったリールって大半の方はメーカーメンテに出すか、買い直すかしてると思うんだけど、ちょいと待って!!
上記事象を良く考察してみれば原因が隠されている事に気が付くのです!!
原因はボディカバーにあった!!
実は原因を探る上でのキーワードはボディカバー!!
【シマノ エクスセンスBB 展開図】
*出展元:株式会社シマノ Shimano Inc http://fservice.shimano.co.jp/part/01/01005/index.html
上記はシマノさんからお借りしたエクスセンスBB C3000Mの展開図!!
問題の事象はボディカバー(No:60)をつけなければゴリ感や引っ掛かりが出ないんだけど、ボディカバーを付けると引っ掛かりが出るって事!!
あはは・・・もうわかっちゃったよね??
原因はボディカバーにある!!
実はハンドルと直結のドライブギア(No:56)はハンドルとの接続部分がねじ込み式になっており、グリグリと回して固定させるんだけど、使用していくうちにアタリがついて少しづつ奥へと入るようになっていくんだよね!!
なので当然、ドライブギアとハンドルとの間隔がどんどん狭くなっていく!!
それを防止する為にハンドルとドライブギアとの間にベアリング(No:58)と、座金=ワッシャー(No:57)を設計上、入れてるんだけど、やっぱりベアリングも座金も使ってるうちに摩耗して最適なクリアランスが保てなくなっちゃう。
そうなるとドライブギアがボディーカバーへとずれてきて最終的には接触してしまうので、他機構には問題がないのにゴリ感と引っ掛かりが発生しちゃうのです!!
対策は座金(50円~400円)程度で済むぞ!!
正直に言うとね、これって設計ミス?って感じちゃう現象で・・・
いずれ摩耗してドライブギアがボディカバーに干渉することが予測できるのに、何故ボディカバーのクリアランスを1mm程度、外側にずらさなかったのか??
それがシマノ製品を愛用してるファンからしてみたら非常に残念!!
ま、そんなことはともかく、干渉しているとなったら対策はクリアランスを広げてあげればいいよね??
なのでシマノ製リールで考えられる対策としては・・・
・ボディー内部を削ってクリアランスを広げる
・ドライブギアとハンドルとの間に数枚の座金を追加する
って事になるんだけど、ルアー用に発売されてるシマノ製リールは全てボディ強度がギリギリな状態にある!!
なのでボディを少しでも削ってしまうとそこに応力が集中して割れて使い物にならなくなるので、絶対にやめてね!!
という事で推奨する対策は・・・
ドライブギアとハンドルとの間に数枚の座金を追加する
って事なのです!!
最初に追加する座金は2枚でOK!!
これって釣具店を通じてメーカーに注文すると2枚一組で個別にパック(50円)に入ってくることもあるし、座金パックって言って他の数枚の座金と一緒に来ることもあるけど、それでも200~400円程度なので、愛用してるリールを長く使いたい人は覚えておいた方がいいよ!!
因みに4,000円ほど出せばメーカーメンテで調整してもらえるけど・・・
たまに『ゴリ感や引っ掛かりは確認できませんでした』と、通常メンテだけされて帰ってくることも多いので、二度手間が嫌なら『ドライブギアとハンドル間の座金を二枚追加』と希望をつけて注文したほうがイイかもね??
でね、個体によっては4枚追加しなくては引っ掛かりが取れない事もあるので、自分でばらして座金を追加したほうが安上がりだし、メーカーメンテだと最低でも1か月間ほどかかるのに対して、部品取り寄せで1週間程度みとけばリールが復活するので、この際、セルフメンテに挑戦してみてね!!
厄介なダイワ製リールの場合!!
これまでは自分で問題解決ができるシマノ製リールの話だったけど、ここからは厄介なダイワリールの話!!
ダイワの中級クラスリールとなるとカルディア以上で大半がマグシールド仕様!!
このベアリングにはカバーがついているのでベアリング内部に異物が入り込んじゃうと対処できない(泣)
なので自分でメンテしようと思ったらアフターでマグシールドではないベアリングと交換となるんだけど、数千円とかなり高価になるし、もしベアリングを交換してしまうとメーカーメンテは絶対に受けてもらえなくなっちゃう!!
なので正直な話、ダイワリールのセルフメンテはケンシローを超えたラオウ以上の王者で無ければオススメできないのが現状!!
それでもしベアリングに問題がない場合、疑うべきはメインシャフト(No:57)の歪みと摩耗!!
【ダイワ カルディア 展開図】
*出展元:株式会社グローブライト スポーツライフプラネッツ http://www.sl-planets.co.jp/shop/c/c101025/
このメインシャフトのエンドにはS字カムが取り付けられており、オシレーティングギア(No:66)上のぽっちが回転する動きをシャフトの上下運動へと変換してる仕組み!!
これが実に厄介で・・・
メインシャフトのS字カムには溝が切ってあるんだけど、それが経年劣化により偏摩耗することでガッコン感が確実に出る事と、構造上メインシャフトとオシレーティングギアとのクリアランスがとれないのでギアがメインシャフトに接触しやすく、オシレーティングギアのみならずドライブギアの歯まで接触して引っかかり感が出る傾向にあるのです!!
なのでダイワリールの場合、注油だけでは取り切れないゴリ感や引っ掛かりが出た場合はギアとシャフトに致命的なダメージがある場合が多く、その対処法は内部機構の総交換になるのが悲しい(泣)
なのでダイワリールはカバーには接触しにくいけど、メンテするよりも買い替える方が結果的には早くて安いって事になるので注意してね!!
【リールトラブル】
リールの引っ掛かりやゴリ感って問題だよね、上級編
リールの引っかかりやゴリ感って問題だよね
そんな感じで今回は釣りネタの中でもかなりディープな話になっちゃったけど・・・
少しはみんなの参考になったかな??
そもそもルアーゲームって歴史が浅い分、まだまだ確固たるスタンダード(基準)がないのが現状で、手探り状態で自分にあった道具を慎重に選ばないと痛い目に合っちゃうぞ!!
でもそんな苦労を重ねれば、この釣りという趣味は一生愉しめる最高の娯楽として、皆さんの人生に彩を与えてくれると思うのです!!
ってな感じで・・・ごきげんよぉーって事なのです!!
Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁーっ!!
タグ:リール
今回のブログは難しかったです。
展開図はちんぷんかんぷんでした。笑
来月に行く釣りに参加してむうさんの説明を聞きたかったです。
by 鈴木しのぶ (2016-08-30 13:50)
鈴木さん、展開図(図面)って部品単位で追っていけば必ず理解できるものだよ・・・って、実はそれって男性に向いてる考え方で女性には難しい!!
ほら、昔、『話を聞かない男、地図が読めない女』って本があったでしょ??
男性と女性では脳の使用領域が違うので、論理的に絵を読み解くのか、それとも抽象的に絵を見るのかの違いでこのような図面の理解度が違ってきちゃうので、女性はちんぷんかんぷんでいいんです!!
でも、もし男性が『理解できない』って、言ってきたら・・・ちょいと困っちゃうけどね(笑)
by むうぴょんこ (2016-08-31 13:14)
『このゴリ感や引っ掛かりが出るとルアーの動きに違和感が出るので魚が警戒して釣れなくなるばかりか、ポイントを荒らす原因ともなっちゃう非常に怖い現象!!』
こんな事ありえん。( =^ω^)
普通に巻けないリールなら、明らかにメンテ不足で、それなりのアングラーなら、そもそも、そんなリール持っていかない。
ルアーが出すラトル音との違いと、リールからラインを伝わっての異音?を魚が認識、判断できる訳がない。
どちらかと言うと、そんなリールで釣りをすると、アングラー側が集中力が切れて釣りにならないなら、解るけどね。
ヾ(≧∀≦*)ノ〃
by 釣りしたことないよなぁ~。妄想癖が酷い。 (2020-03-02 18:17)
コメントを連投してくれてありがとっ!!
ステラ記事のコメントに返信したけどそっちは読んでもらえたのかな??
そんなコメント者さんには色々と疑問が湧いてるようで・・・
苦労して記事を書いた甲斐があるってもんで・・・かなり嬉しいっ(嬉)
それでやっぱり湧いた疑問って現場で教えてあげるのが一番で・・・
こんな言葉遊びをしてても解決しないので・・・
今度是非一緒に釣りしようよ!!
あっ・・・でもちょいと遠方に住んでるんだよね??
だとしたら簡単には来れないか・・・
なのでもし都合をつけられたらその時は連絡してね??
まだまだ開拓中だけど・・・
その時はタックル構成の基本から攻略法まで・・・
穴場ポイント含めてご案内しまっせ(笑)
ではではぁーっ!!
by むうぴょんこ (2020-03-02 18:59)