リールの引っかかりやゴリ感って問題だよね!! [釣り:リールトラブル]
リールトラブル:考察編
今回は皆さんも頻繁に遭遇しちゃう・・・
リールトラブルの考察篇!!
これって突然、リールに引っかかりやゴリ感が出る、ホントに厄介な問題で・・・
スムーズな巻取りができなくて全く釣れなくなっちゃう(泣)
そんなトラブルに悩まされてる方向けに書いたんだけど相変わらずの偏見交じりのゴーマンでウダウダ感満載の記事になっちゃった!!
なので・・・
リールがトラブっても気が付かない良い子の皆さん、面倒くさいのが苦手なお坊ちゃまとお姫様、そして少しでも引っかかりが出たら定価7万円程度のリールなんて捨てて新しいリールを購入しちゃうケンシロー並みの剛毅な方は・・・
とっとと帰んなっ!!← ラピュタのドーラ風(笑)
あはは・・・そういう感じで今回も行っちゃうぞぉ~!!
リールトラブルの原因を探るぞぉ~!!
リールトラブルって普通に釣行してたら・・・
突然ハンドルに引っかかりが出てガッコンガッコンとなったり??
回転にそれまでのスムーズさが無くなって、ゴリゴリって臼を回すような違和感が出ちゃったり??
こうなるともう最悪!!
ルアー釣りって如何に魚っぽく、エサっぽく見せるかが肝心なのに、これが出ちゃうとルアーに変な動きが出て釣れなくなるばかりか、ポイント全体を荒らしちゃうので・・・
周りも超メイワク!!
今回はそんなトラブルの原因を探っていくぞぉ~!!
リールトラブルの原因は異物の混入だ!!
そんなリールトラブルの原因を探ってメーカーサイトを読んでみると、塩噛みが一番の原因って書いてある!!
なのでダイワは磁性オイルを使用したベアリングであるマグシールド、シマノは部品の撥水処理で対策を講じてるんだよね!!
でも こちらの記事 で、書いたようにマグシールドを使ったリールはすぐに回転にスムーズさが無くなって駄目になっちゃうことが多い!!
それで何度もメーカー修理に出してもゴリ感が取れない・・・
を、自棄になって自分で開けちゃったんだけど・・・
やっぱり塩噛みなんてどこにも見当たらないぞ??
なのにハンドルに引っかかりとゴリ感がある!!
って事で思いきってすべての部品をバラシしてみたのです!!
その結果、ゴリ感の原因は・・・
次の項目で(笑)
やっぱり、砂噛みしてたぞ!!
そんなリールを全バラしてみた結果、面白い結果が・・・
やっぱり砂噛みしてたっ!!
実は砂粒が小さすぎてわからなかったんだけど、クレ556でベアリング含めて内部機構全てをばらして洗浄した後、タッパーの底に溜まったオイルの中をよくよく見てみたら、かなりの量の砂の微粒子が侵入してたのを発見しちゃったのです!!
KURE(呉工業) 5-56 (320ml) 多用途・多機能防錆・潤滑剤 [ 品番 ] 1004
- 出版社/メーカー: KURE(呉工業)
- メディア: Automotive
個人的にはこのWD-40の方が洗浄力が強く、すぐに乾いてグリスの乗りも良いのでオススメ!!
でも残念なことに島忠やコーナンではたまにしか見当たらないので、なかなか購入できないので手軽なクレ556にしてるかも??
ただ、どちらもプラスティックへの攻撃性が非常に強いので注意してね!!
それで砂粒に気が付いたのでギアのアタリ面をよく観察してみると微かに凸凹やこすれた跡がある!!
これがゴリ感と引っかかりの原因だったんだね!!
ギアとボディを再洗浄してふき取った後に・・・
ウレアグリスをしっかりと塗ってから仮締めで組みつけてみると・・・
キタコ(KITACO) ウレアグリス(5g/1ヶ) 汎用 内容液色:青 0900-969-00150
- 出版社/メーカー: キタコ(KITACO)
- メディア: Automotive
うわぁ~~~っ新品時よりも回転が滑らか~っ(笑)
実は使ってるのはこのブランドのウレアグリスではなくて、三共コーポレーション、グリーンエースのウレアグリスで、コーナンなどのホームセンターでは一本100gで千円程度!!
でもこれでも問題ないとは思うけど・・・
あくまでも使用する際とメンテナンスは自己責任で!!
それでリールにはウレアグリスが良いんだけど、モリブデンが配合されてるのは粒子が大きく、ギアが摩耗するのでNG!!
また同じくリチウムグリスも粒子が大きいので駄目ぇ~!!
そんなメンテナンスを行ったらギアも滑らかになったし、一軍復帰と思いきや、増し締めする際に・・・
ボディのネジ穴を潰して再度の戦力外通告で廃棄処分(泣)
実は前述したようにこれって何度もメーカー修理に出してたんだけど、その間に修理担当者がボディ全てのネジ穴を潰してたみたい!!
緩める際にもスカってな感じでまるっきりトルクがかかってなかったので増し締め時には緩めのトルクを掛けながらゆっくりと締めていったんだけど・・・
一瞬、軽く止まったので本締めとしてちょいと力を入れたら全てのねじ穴が完全に潰れる最悪な事態に!!
ロックナット(ねじ止め剤)などで仮に止める事は出来るけども問題解決にはならず、完全に修理するにはタップを打って大き目のねじで止めるしかない!!
でも残念なことにボディ側に1サイズ大き目のタップを打つだけの厚みがなく、このままでは負荷がかかると即時、分解のリスクがあるので泣く泣く処分っ!!
メーカーに壊してもらうために高額なメンテ費用を支払ってるわけじゃないんだけど・・・
ホントに残念だぞっ(怒)
ダイワとシマノの塩噛み対策とは??
そんなダイワリールは結構な頻度でゴリ感が出るハズレ品を購入しちゃう事が多いので、今ではシマノリールを購入することが多かったり??
そんなシマノの塩噛み対策は・・・
ストラディック以降に施された部品への撥水加工!!
そんなストラディックって、そろそろ一年になるけど全くトラブルが起きないぞ!!
やっぱりストラディックって最高っ!!
やっぱり撥水効果で問題が起きないのかな~って思っちゃいそうになるんだけど、実はそうじゃないって事がわかったのでそれもここで言っちゃいましょ!!
同じ使い方でもストラディックには問題は起こらない!!
ストラディックを持っている方はスプールを外してみてもらいたいのだけど・・・
洗ってるのに何故かボディに小さな砂粒がついてるでしょ??
要は撥水処理してても砂が入り込む可能性って否定できないって事!!
何故、砂がついてもストラディックはいつまでもスムーズなのか??
それを考察していきましょ!!
奴こそが原因・・・全ての元凶だっ!!
それに気が付いたのはシーバス狙いでセルフメンテ直後のエクスセンスBBを使用してた時!!
その日は怪しい曇空で予想通りいきなり豪雨が来たので慌てて木陰に逃げ込んだんだけど、タックルはその場に立てかけたままだったのでびしょ濡れ状態!!
五分ほどで雨が止んだのでタックルを握るとロッド下側全体が砂でざらざらしてる!!
見るとリール下部にも雨粒に混じって沢山の砂が付着してたので乾いたタオルで綺麗にふき取ってから、キャスト開始!!
10分ほど経った頃、あの忌まわしいハンドルの引っかかりが突然、発生して釣りができなくなっちゃった(泣)
仕方ないので別のタックルに持ち替えて釣りを続行して、使ったタックルを自宅へと持って帰って洗ったんだけど・・・
数日後に回してみると引っかかりが出たままな状態!!
釣りを諦めてボディを開けてみると、クリーム色だったはずのグリスが灰色に変わってた!!
なので確認してみたら、ボディの下についてる逆回転レバーの隙間から砂が侵入し、ギアを伝わって内部に回ってた!!
そうなのです!!
逆回転レバー・・・奴こそが全ての元凶(怒)
海水に落としてもいない、ちゃんと注油もしてる、毎回洗ってもいる・・・
でもそんな落とし穴があるなんてわかんないよね・・・普通(泣)
キチンとメンテしよう!!
正直な話、この砂噛みだけが引っかかりやゴリ感といったリールトラブルの原因なわけじゃない!!
他にもギアの噛みあいによる摩耗やバリ、潤滑オイルの枯渇によるトラブルが圧倒的に多いので、その場合は・・・
シマノエクスセンスBBやバイオマスター等ならオイルインジェクションホールにウレアグリスを注油すれば、すぐに巻き心地が改善するぞ!!
まあ、さすがに二年を超えると、それだけでは治らないので自分でボディを開けて自分で全洗浄するか、メーカーにメンテをお願いするしかないけどね!!
それでボディを開けちゃうと最悪の場合、メーカーにメンテナンスを依頼できなくなるので、自信のない方はメーカーに出すようにしてね!!
そして自信がある猛者は・・・
ガンガン開けてメンテして、ついでにベアリングも増やしちゃいましょ(笑)
やっぱりメンテナンスフリーのストラディックって最高っ!!
この事から、砂が侵入するのは逆回転レバーからなので・・・
逆回転レバーがないストラディックは同じように使ってもトラブルがないぞっ!!
なので・・・
メンテフリーのストラディックって最高!!
ってことなのです!!
最後にリールトラブルの推奨対策とは??
このようにリールの引っかかりやゴリ感の原因は大きく分けて二種類なので、その対策を明記しちゃいましょ!!
【引っかかりとゴリ感対策】
★軽度の引っかかりやゴリ感: ギアの摩耗やグリス枯渇
・状態:
ハンドルの回転が少しだけ重くなった
ギアの一か所で引っかかる感じがする
・対策:
インジェクションホールへの注油、
もしくはボディのカバーを外して見える範囲の古いグリスを
拭き取った後にウレアグリスを直接塗布する
・頻度:
スムーズに感じられなくなった時、
夏場はグリスが蒸発するので頻度は多い
・グリス使用量:
1g~3g程度
ギアとボディ、ベアリングや可動部にも注油
インジェクションへの注油時はハンドルをゆっくりと
回しながら行う
くれぐれも入れ過ぎないように注意!!
ここで注意点!!
全バラしない軽度の場合はグリスの注油のみでOKなので絶対にWD-40やクレ556などの洗浄剤は使用しないでね!!
★重度の引っかかりやゴリ感: 砂粒やバリなどの異物混入
・状態:
強い引っかかり感があり、ハンドルの回転が止まる
常時ハンドルに強いゴリ感があり力を入れないと回らない
・対策:
強風時や水滴が付着した場合は乾いた布で丁寧にふき取る
雨中に放置せず、使用時にはできるだけ水滴の付着を防ぐ
地面から跳ねた雨粒には沢山の砂粒が含まれていることを留意
水洗い時にはリールの逆回転レバーから内部への浸水に注意
摩耗によるバリは自分で全バラ、もしくはメーカーに出す
ボディに余計な穴が開いていないリールを購入する
・頻度:
症状発現時
・グリス使用量:
3g~6g程度
すべての可動部を分解、洗浄後に満遍なく注油する事
それで忘れがちなのがハンドル部分とラインローラーで、これが引っかかりの原因になってる事も多いのでしっかりと注油してね!!
あと・・・
洗浄剤使用時には完全に乾かしてから塗布しないとグリスが劣化したり、弾いて乗らない場合があるので注意!!
【リールトラブル】
リールの引っ掛かりやゴリ感って問題だよね、上級編
リールの引っかかりやゴリ感って問題だよね
今回はこんな感じで・・・
みなさん・・・ごきげんよぉーってことなのです!!
Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁーっ!!
タグ:リール
今回のブログはリールトラブル考察篇ですね。リールがトラブったままで釣りをすると周囲の人に迷惑がかかるのですね。リールの事は良くわからないですがむうさんのブログをたくさんの人が読んでリールトラブルに困らないで釣りをしてくれるといいのですね。
by 鈴木しのぶ (2016-03-31 00:11)
慌ててコメントを書いて釣りをしてくれるといいのですね。と書いてしまいました。ごめんなさい。釣りをしてくれるといいですね。でした。
by 鈴木しのぶ (2016-03-31 13:23)
うん、そうだね!!
釣り用リールって一切のメーカー保証がなくて売りっぱなし状態が当たり前!!
それって工業製品である以上、非常におかしい事で・・・
不良品に当たったらお金を支払った客が泣くしかないって状況だし、PL保険にも加入してないだろうし・・・
まあ、自分のモノは自分で治すしかないって事なのです(泣)
by むうぴょんこ (2016-03-31 15:47)