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映画レビュー『Hachi 約束の犬』:最高の感動を与えてくれる傑作!!

映画レビュー『Hachi 約束の犬』:最高の感動を与えてくれる傑作!! [映画:洋画]

米国では劇場公開されなかった悲劇作品なのです(泣)





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さあ、今回は最高に泣ける”お犬様物語”を皆さんにご紹介しちゃいましょう!!

2009年に日系三世で中国系米国人プロデューサーのVicki・Shigekuni・Wong氏と・・・

スウェーデン出身のLars・Sven・Hallström監督により公開されたHACHIー約束の犬-です!!

それで予告編って字幕無しの完璧な米国仕様!!

えへへ・・・天邪鬼な私が普通の予告編なんか添付すると思う??

実はこの作品・・・絶対、絶対、絶対に英語のオリジナル版を観た方が良いのです!!

 
 

”はぁぁぁちぃぃぃ~~”って、最高の感動作品だぞ!!


さあ、そんな今回はウダウダ前置きしないでストレートに行っちゃうぞ!!

主演はプリティウーマンのリチャード・ギアさん、HACHI役にはフォレストさん、レイラさん、チーコさん・・・って犬じゃん(笑)

確かにおかしいけど、彼らの作中での素晴らしい演技を見せつけられると、例え相手が”お犬様”であっても最大級の敬意を払いたくなっちゃうのは視聴された方ならわかってくれるよね??

この作品の原典は1987年に公開された邦画『忠犬ハチ公』で本作の舞台は米国なのでリメイクどころか、全くの別物!!

だけど原作と同等、いやもしかしたら原作以上に泣ける最高の感動作品となっているのが最大の魅力なのです!!

その理由の一端は作品の舞台にあって・・・

予告編を観るとわかるように米国の架空の田舎町であるBedridgeが舞台となっているけど前知識なしに作品を観ると・・・

ヨーロッパっぽい雰囲気がプンプンしてる!!

なので『忠犬ハチ公』のストーリーを踏襲しながらも原作の忠犬ハチ公とは別物の作品と感じられ、それが視聴者の心を大きく揺さぶってくれるのでオススメなのです!!





舞台となった街のおしゃれ感が半端ないぞっ!!


それで物語の舞台となったBedridgeって街なんだけど・・・

本当の地名は米国北部東海岸のRhode Island州Woonsocket町(市)であり、古くから紡績で栄えた町で、2010年の国勢調査では市民の約7割がフランス系カナダ人のルーツを持つ人だったり??

その為、一般的に英語よりもフランス語が主流で、フランス語新聞も発行されていたりするくらい、街中がフランスの片田舎っぽい雰囲気で包まれてて・・・

ガチャガチャした印象が主流の米国の中では異質なしっとりとした落ち着いた雰囲気を持っている素敵でお洒落な街!!

だからほら、予告編を観ても町中の建物がスッゴクお洒落でしょ??

そんな素敵な町にアイルランド系のリチャード・ギアさんが住んでいたら・・・

きゃぁぁぁぁ~~~っ・・・本当に米国なの??

って、疑いたくなりそうなくらいお洒落過ぎるよねぇ~(笑)

そんなお洒落感は英語でなきゃ100%堪能できないので絶対に視聴する際は英語+字幕で観てくださいなっ!!

本作の内容として、ある田舎の駅に秋田犬の小犬が迷ってっていうか・・・

直ぐにリチャード・ギアさんに拾われちゃうんだけど・・・そんな二人の物語です!!

って、端折り過ぎだけどこれ以上は内容を書かないぞっ(笑)

これ以上の内容は曽根風呂で皆さんの素敵なレビューを読んでくださいな!!





ここで裏話を!!


ここで本作の裏話で、こんなにも素晴らしい作品なのに実は・・・

米国では未公開だったりして??

驚いたでしょ??

本当に米国で制作されたのに何故か未だに未公開なんです!!

制作はSONY PICTURESなんだけど・・・

公開しない理由を公式に発表してないのは何故っ??

でも予告編を観た人たちは劇場で観たいと絶賛してて、そんな困惑する状況に巷では色々と噂されてるのです!!

まず理由の一つは・・・

繊細で情緒的な作品はガチャガチャした勧善懲悪を望む国民からの支持を受けない!!

という理由で配給会社が決まらなかったってのが主流!!

そしてもう一つは・・・

秋田犬を題材にしたから・・・って何それ、意味わかんない!?

か・な・り、気になったのでいろいろと調べてみたら、とんでもない事実が、って、あくまでも推察だけどね(笑)

ほら、マイケル・ムーア監督の『SICKO』のレビューでも書いたけど、米国って国民皆保険制度が無く、民間保険会社が国民の医療保険を担保してるでしょ??

そんな民間医療保険に加入する為には審査を受けないといけないんだけど、その加入条件に”秋田犬を飼っていない事”があるんだって!!

えっ、秋田犬を飼ってたら医療保険に加入できない??

これって日本では考えられない事だけど、米国では当たり前のことらしくて・・・

たかが犬ごときで加入制限するなんて本当に信じられない!!

実は本作の秋田犬って純粋な秋田犬なんだけど・・・

米国での主流はAmerican Akitaと言われるのは昭和20年代頃に交配された亜種である新秋田っていう犬種!!

新秋田犬は元々は狩猟犬であったために飼いならす事が非常に難しく・・・

かなりのじゃじゃ馬で一方の純粋な秋田犬も一部の日本の自治体では檻の中での飼育を義務付けるほど、闘争本能がすさまじいのが特徴!!

でも日本の純粋な秋田犬の闘争本能は薄められて今ではかなりおとなしい犬種になってるんだけど、そんな犬なので・・・

秋田犬は飼いならすことが難しく獰猛⇒家族が被害にあう可能性が高い⇒保険会社が支払う医療費が高くなる⇒加入制限って、流れらしい!!

なので影響されて飼い始める家庭が増えては困るから未公開にしちゃったとか??

ってさ、人命がかかってるのに超利己的で無茶苦茶な事を平気でするから米国って嫌いなんだよっ(怒)

あとは某国の陰謀とか、書いてあったサイトもあったけど・・・

まあ、こんな些細な事でそんな労力をかける必然性を論理的に見いだせないのでそれは却下で(笑)

確かに実際の秋田犬って洋犬ほどの愛想の良さは無いけど、決して危険な犬種じゃないよね??

でもそう誤解されてしまった以上、その偏見を解くのは容易な事じゃないよね(泣)

ま、しょうがないよね・・・これも文化の差だぞっ!!

それで本作では新秋田では無く、私達が思い描く純粋な秋田犬を使っているのが唯一の救い・・・

って、大きすぎるし、”ぶさお??”って思っちゃうくらいブサイクだけど??

でもね、そんな事を思いながら視聴してても、二人とも涙ボロボロで・・・本当に止まらなくて困っちゃったぞっ!!





あのヘレン・ケラーさんも秋田犬を飼ってたぞ!!


ちょいと口が滑って悪く言っちゃったのでここで良い事を!!

皆さんは障害を持ちながら、全世界の同じ境遇にいる人々の地位改善と教育に一生を捧げた米国人の故Helen Adams Kellerさん(ヘレンケラー:1880年生~1968年没)は知ってるよね??

ヘレンさんって三回ほど来日してるけど、その際に日本から贈られたのが秋田犬!!

その秋田犬を気に入った彼女は、一匹目が亡くなった後にも再度、秋田犬を飼うのだけど戦後、そのエピソードに魅せられたGHQによって秋田犬は大ブレイク!!

その影響で先ほどのAmerican Akitaになるんだけど、今でも世界中で秋田犬はかなりの人気で・・・まあ、人気度でいったら純粋種の日本秋田犬の方があるけどね!!

それで本物のハチ公って渋谷に銅像があるよね??

あの渋谷のハチ公って『帝都大戦』では大活躍したよね??

って、そうじゃなくて、銅像なんだけど、本作が日米の懸け橋になる事を願ってロケ地となったWoonsocket駅のあのHACHIがいた場所に銅像が建てられてますっ!!

米国では公開されなかった本作だけど、製作費14億円に対して日本だけで18億円の興行収益を上げたとか??

何故、公開しないの??
勿体ないよねぇ~??

まあ、米国以外の主要国では公開されてるからヨシとしますかぁ~!!

ホントに本作って非常に完成度の高い作品だと思うので本当におススメですよぉ~!!



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そんな感じで今回はこれでおしまい!!




Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁーっ!!


 

タグ:洋画
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コメント 3

kakeriko

あろは?むうさん〓
初訪問です(≧∇≦)
こちら、未見なのですが、ヨーロッパの雰囲気満載の所が気になります。秋田犬の魅力も観れそう。観る時はハンカチ用意すればいいですねw
ではでは。おやすみなさ?い
by kakeriko (2015-10-16 23:07) 

むうぴょんこ

ありゃりゃ・・・RIKOさん!!
わざわざコメントくれてアリガトッ!!
今まで気づかなかった・・・って、ゴメンナサイ!!

それで・・・うんうん、ハンカチよりも柔らかいティッシュの方が良いかもよ??

だって・・・大泣きしちゃうからハンカチだとすぐに絞れるほどになっちゃうので(笑)

是非、お暇なときにでも見てくださいな!!

by むうぴょんこ (2015-10-19 20:45) 

鈴木しのぶ

ハチは秋田犬でしたか。そしてこの映画は米国では未公開だったのですか。
はぁぁ~ちぃぃ~は観ていなかったです。観る時はハンカチを用意して観ないとですね。今は借りてきた映画があるのでいつか観てみますね。
by 鈴木しのぶ (2016-04-14 16:02) 

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